雪も残る公園に黒い動物が座っています。タヌキでしょうか、それとも犬でしょうか。
実はどちらでもありません。「黒い」キツネなんだそうです。先月27日、北海道旭川市の公園で撮影されました。カメラに気付いたのか、こちらをじっと見つめます。
撮影者
「茶色のキツネはよく見掛けるが、黒いキツネは30年以上、旭川市に住んでいて初めて見た」
確かにキツネと言えば茶色を思い浮かべますが、明らかに全体が真っ黒です。一体なぜ、黒いのでしょうか。
ノースサファリサッポロ 広報 梅沢悠介さん
「昭和初期ぐらいまでに、黒いキツネ『ギンギツネ』というのを毛皮目的で輸入していた。工場が昔あったということなので恐らく、そこから逃げたものが野生化した」
その後、キタキツネと交雑し、黒色が少し薄くなっていったのではないかといいます。
珍しい黒いキツネですが、触ることが非常に危険だといいます。
ノースサファリサッポロ 広報 梅沢悠介さん
「キツネの場合、寄生虫がいることがある。人間の、もし口とかに入ったら確実に内臓にダメージがある。絶対に触ったらいけない」