発がん性指摘される「PFAS」 工場付近の川から高濃度で検出…住民に血液検査行うと『約2割の住民』で基準値超

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大阪府摂津市と隣接する大阪市東淀川区の住民の血液から有害性が指摘される有機化合物「PFAS」が高い濃度で検出されたと、市民団体が明らかにしました。 発がん性などが指摘される有機フッ素化合物「PFAS」。大阪府摂津市では、PFASを過去に扱っていた工場近くの川や地下水から高い濃度で検出されていて、市民団体が府内各地で住民約1200人の血液検査を行ってきました。 3月31日の中間発表によりますと、摂津市と工場近くの川の流域にあたる大阪市東淀川区では、約2割の住民から欧米の安全基準値を超える高濃度の「PFAS」が検出されたということです。 また、工場で働いていた人の中にはPFASの血中濃度がアメリカの安全基準の約30倍の値で確認されたケースもあり、市民団体は健康被害がないかなどを調べています。

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