入学祝い金の相場は… 小学生は遠い親族ほど高額に?

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もうすぐ新学期を迎える。小学校や中学校に入学する子どもや孫に渡す入学祝いはいくらが相場なのだろうか。金額が気になる人も多いはずだ。
【1年前は…】2023年の東京大学入学式
金融情報サイト「マネーFix」(運営会社・ウェブクルー)が小学校の入学祝いについて2023年12月、中学校について24年1月にSNSで調査を実施した。小学校1317人、中学校1210人から回答を得た。
回答者は30~40代が多く、入学祝いを贈る相手を複数回答で聞くと、小中学生のいずれも「おい・めい」が4割と最多。「自分の子」約3割、「友人や知人の子」約2割と続いた。「孫・ひ孫」は1割未満だった。
アンケートは、「3000円未満」▽「3000円~5000円未満」▽「5000円~1万円未満」▽「1万円~3万円未満」▽「3万円~5万円未満」▽「5万円~10万円未満」▽「10万円以上」――と金額別で質問した。
小学生の場合、最も多い金額帯は「自分の子」に対して、「3000円~5000円未満」(23・4%)だった。「孫・ひ孫」は「5000円~1万円未満」(24・3%)で、「おい・めい」は「1万円~3万円未満」(30・2%)――と遠い親族関係ほど金額が高くなる傾向があった。
一方、中学生の場合は「自分の子」や「孫・ひ孫」などで「1万円~3万円未満」が最多となり全体の約3割を占めた。
マネーFix編集部の吉田友和さんは「他社の過去の調査と比べると、入学祝いの金額の相場は下がっているようです。昨今の物価高が一因と考えられ、入学祝いにも少なからず影響が出ていると考えられます」と話す。
自由回答にはこんな感想やアドバイスが寄せられた。
<小学生>
「やっぱり汎用(はんよう)性が高い現金が一番(ギフトカードは逆に使いづらい)」
「学用品は学校で指定されている場合があるので要注意」
「名前入りの鉛筆をあげたら喜ばれた」
<中学生>
「電子マネーの使い方を学ばせるために、あえて現金ではなく電子マネーで渡した」
ただ、中にはこんなコメントも……。「子どもにあげたつもりだったが、親に使われた」【宮城裕也】

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