羽田空港T2「封印されしエリア」のいま 運用から13日で閉鎖→現在まさかの“K-POPフェス”会場に その様子

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これはだいぶいつもと違う!
羽田空港の施設運営を行う日本空港ビルデングらは、羽田空港第2ターミナル国際線施設で、光文社、韓国芸能ニュースメディア「Dispatch」が共同で主催するグローバル K-POP フェスティバル『D’FESTA TOKYOII』を、2022年10月15日から11月30日まで開催します。それに先駆け報道陣にむけ、同フェスティバルの内覧会が10月14日に実施されています。
供用開始された当時の羽田空港第2ターミナルの国際線エリア 出発フロア(2020年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。
今回の会場となる第2ターミナル国際線施設は、国内線専用施設だった同ターミナルの一部を拡張するかたちで、2020年3月29日に供用を開始。ここにANA(全日空)の国際線の一部を発着させる予定でした。しかし、新型コロナウイルス感染拡大による航空需要の大幅な減少を受け、同年4月11日からこれまで、閉鎖状態が続いています。
閉鎖期間中はテレビドラマ『半沢直樹』やANA(全日空)の機内安全ビデオといった各種映像作品のロケ地や記者会見場などで活用されたことはあるものの、一般客は立ち入ることができない状態が続いていました。
日本空港ビルデングによると、一時閉鎖以来、同エリアが一般客へむけ開放されたのは、音楽ライブ以来などごく限られたシチュエーションのみだそう。このようなフェスティバル形式での開放は、初とのことです。
現在の国際線エリアは、出発フロアが全面的に、K-POP フェスティバル仕様に大変貌を遂げています。
平時はチェックインカウンターや手荷物預け機が並ぶエリアは、それらの設備を囲むようにパネルが設置され、左右両面に迫るように、アーティストたちのパネルや各種作品などが設置されています。
一方、平時の同エリアの目玉のひとつとして設置された、滑走路や駐機場に面していることから旅客機を間近で眺められる「全面ガラス張りの超大型窓」は、そのまま活用。順路に従って進むにつれ、“空港感”を感じられる仕様になっています。
羽田空港代ターミナル国際線エリアで開催の『D’FESTA TOKYOII』の様子など(2022年10月14日、乗りものニュース編集部撮影)。
今回このエリアで実施されるK-POP フェスティバル『D’FESTA TOKYOII』は、7月から9月まで東京スカイツリーで開催していた前身イベントの反響をうけ、場所を変え開催を決定。羽田空港を舞台に、現代のエンターテイメントテクノロジーを駆使し、TWICE、SEVENTEEN、BTSらK-POPトップ9アーティストの魅力を表現したものといいます。
ここではK-POPアーティストによるパフォーマンス映像を、世界最高峰レベルのXR(クロスリアリティ)技術で撮影したステージ映像と5.1チャンネルサウンドの音響を用い、超特大プロジェクターで披露する「THE MOVIE」エリアなどを設置。アーティストと並んで撮影ができる等身大パネル・アーティスト自らが描いたダイアリーなどを始めとする各種展示物なども用意されています。
なお、入場には料金を要します。価格は平日が3300円、土日祝日が3520円です。

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