水門工事中に誤って海水流入 東京ドーム約4個分の農地が「湖の状態だった」と農家怒り 熊本・天草市

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熊本・天草市で、水門の扉工事中に海水が誤って農地に流れ込み、東京ドーム約4個分の農地に塩害を引き起こす海水が行き渡った。県は地元農家に謝罪し、8日に説明会を開いて今後の対応を説明する予定としている。
水門から逆流する海の水。
その先には、米や果物を育てている田んぼや畑があった。
熊本・天草市の農地に、海水が誤って流れ込んだ。作物が枯れるなどの塩害を引き起こす海水が、東京ドーム約4個分の農地に行き渡った。
被害に遭った農家は、「ほぼ水田が見えなかった。湖の状態だった」と話している。
熊本県によると、水門の扉の工事をしていた業者が扉を外したまま、その日の作業を終了。
夜になって海面が上がり、海水が水路を逆流したという。
なぜ、扉を外したままにしたのだろうか。
工事業者は、県に「別の業者が置いていた土のうが、水の侵入を防ぐと判断した」と説明している。
県は4日、地元農家に謝罪。農家からは「苗を処分しなくてはいけない。補償をどうするのか」などと、怒りの声が上がった。
農家の男性は「思ったような回答が得られなかった」とコメント、別の男性も「(対応の)方向性を決めてほしい」と話している。
県は、8日に説明会を開き、今後の対応などについて説明するという。(「イット!」 3月6日放送より)

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