安倍元首相の「山口県民葬」が実施 反対意見のなか昭恵さんの気丈な挨拶に集まる共感、心配される今後

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安倍元首相の遺骨を抱え、県民葬の会場へと入る昭恵さん(写真・共同通信)
10月15日、山口県下関市で、安倍晋三元首相の「県民葬」が執りおこなわれた。
参院選の応援演説中、奈良市内で安倍元首相が銃撃にあったのは、7月8日のこと。その後、7月12日には東京都港区の増上寺で「家族葬」があり、9月27日には東京・九段下の日本武道館で「国葬」が執りおこなわれた。
そして今回、おこなわれたのが、母方の祖父にあたる岸信介元首相、実父の安倍晋太郎元外相から続く、安倍家の“お膝元”として知られる山口県での「県民葬」だ。
とくに国葬の際、批判の対象となったのが、費用の問題だ。松野博一官房長官は10月14日の記者会見で、国葬にかかった費用について、当初16億6000万円と予想されていたものが、実際には12億4000万円だったと公表した。海外要人の滞在が想定より短期間になり、警備費が抑制されたことなどが理由だというが、多額の税金の投入されたことに変わりはない。また、国葬の是非をめぐり、国論が二分されるほどの議論を呼び、当日の会場付近では市民団体らによるデモがおこなわれる事態となった。
県民葬は、山口県議会で補正予算として6300万円を拠出する案が、9月に可決されている。こちらに関しても、やはり県内では反対デモがおこなわれたという。
喪主の安倍昭恵さんは、挨拶で
「本当にこれが最後なのかな、というふうに思って、私はこの県民葬が終わると気が抜けてしまうのではないかなと思いますけど、本当にこのように、みなさま方に立派にお見送りをしていただきましたこと、あらためて主人に代わりまして、お礼させていただきます」
と述べた。その姿には、SNSで
《昭恵さんの言葉が泣けます》
《もう、出ない、と思うほど泣いたけれど、今日、また泣いた》
など、共感のメッセージが多数、投稿された。
「昭恵さんが都内で経営する和食居酒屋『UZU』も、10月31日で閉店することが報じられています。また、複数の週刊誌で報じられているとおり、昭恵夫人がこのまま富ヶ谷の自宅に住み続ける可能性は低いんです。
そもそも自宅は安倍元首相の母・洋子さんが4分の3、兄の寛信さんが4分の1を所有しており、安倍元首相には所有権がありませんでした。つまり、昭恵夫人が相続できるものではないんです」(スポーツ紙記者)
各地での「葬儀」も一段落となる。最愛の夫を亡くした悲しみのなか、気丈にふるまってきた昭恵さんの今後が気になる。

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