現れた“謎の白い支柱”に住民困惑 「止まれ」の標識10本が消えた…盗難か?実は警察が撤去 その理由は

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

千葉・成田市の住宅街に立つ“謎の白い支柱”。次々と見つかる支柱に、住民からは困惑の声が広がっている。取材を進めると、止まれの標識は警察が不要になったと判断し、撤去したということが分かった。
白い支柱がある場所の以前の様子を撮影した写真を見てみると、そこには「止まれ」の標識があった。
ある日 突然、白い支柱を残して標識だけがなくなったというのだ。近隣住民からは「心配はしている。困っている」「やっぱり不安というか…」という声が聞かれた。
相次いで標識が消えたのは、千葉・成田市の住宅街。イット!に情報提供をしてくれた住民の男性は、3月3日に標識がなくなっていることに気づいたという。
情報提供者の住民:ちょうど私が住んでいる地区だけが、「止まれ」の標識がなくなっている。一瞬頭をよぎったのは、盗難ですかね。そういうふうに思いました。
男性によると、住宅街の周辺で「止まれ」の標識がなくなっていたのは、全部で10カ所。誰が何のために標識を外したのだろうか?
実は、この「止まれ」の標識は、警察が撤去したということが分かった。これらの標識は不要になったと判断されたというのだ。
意外な事実に、住民らは「飛び出し注意の看板とかがあってもいいんじゃないか」「標識がなくなっても、自然に止まりますね」と話す。
専門家は、交通量の変化などによって、「止まれ」の標識が取り外されたのではないかと推測した上で、こう注意を呼び掛ける。
交通問題に詳しい 高山俊吉弁護士:交通流の流れを見ると、あまり多くない道路だったり、そこで必ず止まれというのは実情に合っていないと警察が考えたのではないか。交通安全に注意して、その場所を通ってほしいことは変わりません。
警察は残された白い支柱も、今後撤去する予定だという。(「イット!」3月5日放送)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。