願書出し忘れに両親怒り…「ミスじゃなくて犯罪」「訴訟する」弁護士の見解は

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福岡市の中学生3人が、教員の願書の出し忘れで第一志望校を受験できなかった問題で、両親が取材に応じ、つらい胸の内を語りました。
母親は涙ながらに「娘には笑って卒業してほしい…それだけです」と、中学3年生の娘への思いを話しました。
受験間近の女子生徒に信じられない事態が起きました。
ことの発端は、先月16日。正午までに出さなければならない高校入試の願書を、福岡県の博多女子中学校の教員が出し忘れてしまったのです。3人の生徒が志望校を受験できなくなりました。
受験する予定だった高校は“組合立”という公立高校で、先月16日が願書の締め切りでした。県立高校の締め切りは4日後の先月20日だったため、中学校は日にちを勘違いしていたと説明しています。
教員は慌てて、2時間遅れで提出しようとしましたが、組合教育委員会は「公平公正性が必要な願書の締め切り・受け付けとなるので特別な対応はできない」として、願書を受理しませんでした。
受験する予定だった高校が第一志望だったという女子生徒。しかしその後も、学校側の対応は要領を得ず、ずるずると時間だけが過ぎていったといいます。そして、12日後には…。
当初30万円の和解金を提示してきた中学校に対し、父親は「親の心からしたら、ミスじゃなくて、僕からしたら犯罪なんですよ。そのくらいの罪と思っているのに、それを30万円(その後50万円)で、はい終わりましょうでは到底納得いかない」と話します。
2日に開かれた保護者説明会では、女子生徒と同学年の保護者から涙ながらに訴える声が上がりました。
校長は「私には何も決める権限がない」という言葉を繰り返えすだけでした。
博多女子中学校がうたう“最善を目指した進路選択のサポート”。入試を受けられなくなった女子生徒は、この言葉を信じて3年間勉強に励んできたといいます。
訴訟となった場合、どうなるのでしょうか。
(「グッド!モーニング」2024年3月4日放送分より)

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