旅行支援、複数サイトで一時「売り切れ」…追加販売へ自治体大わらわ

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1人1泊当たり最大1万1000円を補助する国の「全国旅行支援」も11日、東京都を除く46道府県でスタートした。
2020年12月に停止した「Go To トラベル」以来となる全国規模の観光需要喚起策とあって、複数の予約サイトで一時的に売り切れ状態となり、自治体などが「追加販売」に向けて対応に追われた。
事業費は約5600億円で、国から都道府県に補助金として配分され、受付先の旅行会社や予約サイトに割り当てられる。
旅行大手・近畿日本ツーリスト(東京)は11日午後7時過ぎ、46道府県分が売り切れたと公表した。道府県から同社に支給された補助金が上限に達したためで、同社は追加で交付された場合は、販売を再開するとしている。
大手旅行予約サイト「一休.com」の担当者も「開始から、わずか2時間弱で山形県分が売り切れてしまった」と明かした。同県観光復活戦略課の担当者は「すぐに完売したことは予想外だが、補助金はまだある」とし、数日中に追加販売ができるように調整を始めた。
東京都内の旅行、宿泊補助は20日から販売が始まる。

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