夜中に木をたたくような物音、国重文の門壊される…住職憤り「何が目的なのか」

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大阪府貝塚市の寺内町の中心寺院「願泉寺」(中町)で3日夜、国の重要文化財に指定されている「表門」の一部が壊されているのが見つかった。
防犯カメラに人影が映っており、貝塚署が器物損壊事件として捜査している。
発表によると、壊されたのは門の右側にあるくぐり戸(高さ約2メートル、幅約1・4メートル)で、板をはがされるようにして最大で高さ1・5メートル、幅0・5メートルの穴が開けられていた。
3日午後11時頃、木をたたくような物音に近所の人が気づき、門を確認すると壊されていたという。
願泉寺は浄土真宗本願寺派の寺院で、織田信長と石山本願寺が争った石山合戦の際に顕如を迎え、約2年間本山となった。1679年(延宝7年)に建てられた表門は、本堂などと共に重要文化財に指定されている。
卜半顕(ぼくはんあきら)住職(56)は「何が目的なのか、憤りを覚える」と話した。

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