日本大学アメフト部の薬物事件をめぐり、きょう、大学の理事会で「廃部」となることが決定されました。ただし、大学側は一旦、廃部とした後に新たな部を作り直す考えを示しているということです。
林真理子理事長「(Q.理事長、アメフト部はどうなりますか?)・・・」
けさ、問いかけに答えることなく、大学へと向かった林理事長。
「継続審議」となっていたアメフト部の扱いについて、午後から臨時理事会で議論が行われました。
記者「さきほどから、日本大学で臨時の理事会が行われています。現役の部員達も出席して、部の存続を求めているとみられます」
関係者によりますと、理事会には現役部員の代表として、アメフト部の主将らも出席し、部内でまとめた再建案を提出するなどしたうえで、部の存続を求めたとみられます。
この動きについて、アメフト部の現役部員は…
日本大学アメフト部現役部員「自分がやっていきたい競技なので、それが続けられるのであれば、これで“潔白”が証明できるのであれば、何でも協力しようと」
再建案を出すにあたり、部員たちは一旦、全員が自主的に退部したうえで、薬物検査を受ける方針などを示し合わせたということです。
記者「午後5時半前です。理事らを乗せたとみられる車が日大本部から出てきます」
夕方、理事会は終わり、関係者によりますと、アメフト部の「廃部」を決定。反対する理事もいた中、最終的には僅差で「廃部」を決定したということです。
この決定に現役部員からは…
日本大学アメフト部現役部員「悔しいですね。自分たちでやれることはやってきた。大学のほうにもいろいろ伝えていたが、それで伝わらなかったのかと残念です」
ただし、大学側は一旦、廃部にしたのちに、新たに部を作り直したい考えを示しているということです。
80年以上の歴史に幕を下ろすことが決まった“名門”。大学が近く、正式に発表する見通しです。