「果てしない苦しみ、何年たとうが…」王将社長射殺から10年を前に遺族

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中華料理チェーン「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東(おおひがし)隆行さん=当時(72)=が平成25年、京都市山科区の本社前で射殺された事件から19日で10年となるのを前に、長男の剛志(つよし)さんが14日、京都府警を通じてコメントを発表した。
「果てしない苦しみ、悲しみ、ぶつけどころのない怒り、憎しみから、何年たとうが解放されることはありません」と訴えた。
事件を巡っては京都、福岡両府県警の合同捜査本部が昨年10月、殺人などの容疑で実行役とみられる特定危険指定暴力団工藤会系組幹部の田中幸雄被告(57)=同罪などで起訴=を逮捕。組織的犯行とみて捜査を続けるが、指示役の特定には至っていない。
剛志さんはコメントで「今後裁判が始まりますが、犯人には極刑以外ありえません」とした上で「警察の方々には、少しでも早く犯人の背後関係を含め真相解明を強く望みます」とした。

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