東映元社員がセクハラ訴え 仮面ライダー制作現場で… 「ヒーローはいない」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東映の元社員の女性が、撮影現場でセクハラや過重労働を強いられたとして東映を訴え、14日午後、会見を行った。
元東映社員(20代)「表立って戦うことを決めました」
訴えを起こしたのは、元東映社員の20代女性。2019年に入社し、人気のヒーロー特撮「仮面ライダー」シリーズなどの制作に携わっていた。
しかし…。
元東映社員「ヒーローはいないと思いました」
「ヒーローはいない」と強く訴える女性。
女性のもとには、職場の男性スタッフから、しつこく誘いのLINEが送られてきたという。
その内容の1つは…。
男性スタッフ「今日は遅くなりますか? 都合が良ければ飲みどうですか? 電話かLINEください。会いたいです」
さらに、冬の寒い日、撮影現場でその男性から、手袋の上から指をからめるように手を握られたこともあったという。
元東映社員「ハラスメントは当たり前だから、我慢しなさいと言われました」
会社に適切な措置を講じてはもらえないまま、女性は体調を崩し休職。最終的に退職した。
その後、東映側はセクハラの事実を認めたものの、一連の対応が不十分と考え、提訴に踏み切った。
元東映社員「映像業界はまだ古いなと思います。私は業界から戦線離脱しましたが、今の形で業界をよくできればと常に思っています」
今回の提訴を受け、東映側は「訴状が届いていないので、コメントは控えさせていただきます」としている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。