実の母親に対して「何者かに軟禁されている」などと虚偽の連絡をし、相談を受けた警察に捜索活動を行わせたとして住居不定の会社員の男（23）が逮捕されました。
偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、住居不定の会社員の男（23）です。
警察によりますと、男は12月11日から12日にかけて静岡市内に居住する実の母親に対し「闇金業者からお金を借りていて逃げることができない」「何者かに軟禁されていてお金を返せないと殺されるかもしれない」「警察に通報してほしい」などとSNSで連絡し、相談を受けた静岡中央警察署に捜索活動などを行なわせるなどして業務を妨害させた疑いが持たれています。
11月下旬に母親が静岡中央警察署に相談したことで捜索を開始。そうした中、今回の逮捕容疑となった虚偽の連絡があり、12月13日、静岡中央署の署員が兵庫県内で男が1人で自分の車の車内にいるところを発見しました。
警察は男が容疑を認めているかどうかを明らかにしていませんが、「軟禁はされていない」などと話しているということです。
警察は男の目的などについて捜査を進める方針です。