岸田総理、安倍派閣僚4人を交代させる方針萩生田氏は「出処進退については自分で決めたい」

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自民党・安倍派の政治資金パーティーの問題を受け、岸田総理は安倍派の閣僚4人を交代させる方針を固めました。
岸田総理「国政の遅滞を生じさせないために、適切なタイミングで、適切に対応を考えていきたいと思っています」
けさ、総理官邸で人事について聞かれ、このように話した岸田総理。
政権内では、安倍派に所属する閣僚・副大臣・政務官全員を交代させる案が浮上していて、複数の政府・与党関係者によりますと、岸田総理は安倍派の閣僚4人を交代させる方針を固めました。
残りの副大臣と政務官についても、全員替える方向で調整しているということです。
ただ、政権内には後任探しの難しさや、安倍派の閣僚ら全員を外すと影響が大きすぎることから、慎重な対応を求める声もあります。
当の本人たちは…
自民・安倍派 宮下一郎農水大臣「(Q.安倍派の全閣僚交代との報道、総理と何か話したか)……」
安倍派の政務三役「やりすぎだ。怒りを感じているよ」
また、党幹部については高木国対委員長らを交代させる方向で検討しています。
自民・安倍派 萩生田光一政調会長「閣僚や、あるいは副大臣等がお辞めにならなきゃならない事態になるとすれば、私は政調会長の責任も同等に、またそれ以上に大きなものがあると思っております」
こうした中、萩生田政調会長は先ほど、「出処進退については自分で決めたい」と語りました。
安倍派の閣僚らが交代となれば、自身も辞任する考えを示唆したとみられます。
自民・安倍派 松野博一官房長官「(Q.ご自身の進退についてどう考えるか)与えられた職責を果たしてまいりたいと考えてます」
一方、岸田総理が事実上更迭する方針を固めている松野官房長官の後任については、現在、水面下で人選を進めていて、政府関係者によりますと「安定感があること」を重視しているということです。
岸田総理は、今月13日の臨時国会閉会後、週内にも人事を行う見通しです。
立憲民主党 安住淳国対委員長「これ以上、あのポストに松野さんを置いているのは、これはもう国益を損すると判断いたしました」
一方、立憲民主党は松野官房長官の不信任決議案を国会に提出するなど、対決姿勢を強めています。

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