共犯者と交際し妊娠…「かわいい」と評判のかけ子「フィリピンから送還中の機内で熟睡」妖艶な素顔写真

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「犯罪グループの中では、かけ子という従属的な立場とはいえ重要な役割を果たした」
裁判官は被告の犯行について、こう指摘し実刑判決を下した。
12月7日、東京地裁で行われた窃盗などの罪に問われている熊井ひとみ被告(26)の判決公判。フィリピンを拠点にした特殊詐欺グループに加担し、かけ子として電話をかけ高齢者からキャッシュカードを盗み現金414万円を引き出したとされる。蛭田円香裁判官は「手口は巧妙で悪質」と述べ、懲役2年を言い渡した。
「熊井被告は、共犯者の藤田海里被告(24、懲役3年)と交際しフィリピンで妊娠。日本へ強制送還されてから出産し、都内の実家で両親とともに育てていたようです。最近では罪の意識を忘れないために、高齢者施設でボランティア活動をしていたいとか。
服役することにより子どもと離れ離れになりますが、法廷で熊井被告は『(藤田被告と)一緒に2人で父親、母親として育てていきたいと思っています』と話しています。弁護側は子どもがいることを理由に、執行猶予を求めていました」(全国紙司法担当記者)
『FRIDAYデジタル』は5月26日配信の記事で、熊井被告が移送される様子や犯罪に手を染めた経緯を詳しく報じている。再録して、ネット上で「かわいい」と評判だった熊井被告の華やかな経歴と事件の実態を振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。
警視庁渋谷署から移送された白いパーカー姿の女性は、車の後部座席でうつむいていた。隣に座っていた捜査員が、メディアに顔をさらすのを不憫に思ったのだろうか。横から、そっとフードを被せるーー。
5月24日午後3時すぎ、フィリピンで拘束されていた特殊詐欺グループが成田空港に到着した。強制送還されたのは熊井被告ら男女4人だ。前述の白いパーカー姿の女性が熊井被告である。
「帰国後はこわばった表情を見せていた熊井被告ですが、送還中の機内では逮捕されるまで熟睡していたそうです。高齢者からキャッシュカードを盗むなどした強盗事件で、電話をかける『かけ子』だったとみられます」(全国紙社会部記者)
フィリピンで拘束された特殊詐欺の犯行グループは複数いる。中でも異例の経歴を持つのが、「かけ子」だったとみられる熊井被告だ。『週刊現代』(3月25日号)によると、父親は政治家で祖父は勲章をもらった名士。自身も2浪して入学した名門美術大学で、「ミスキャンパス」に参加した学内では有名な女子大生だったという。
「『週刊現代』は、日本一かわいい新入生を決める『フレッシュキャンパスコンテスト』に出場していたと報じています。高校時代は陸上部に所属しスポーツ少女の印象だったとか。しかしコンテストに出場以来、大胆な衣装で夜の街に出かけるようになったと聞いています。
生活が派手になる一方、常におカネに困っていたそうです。高額の報酬目当てに、闇バイト強盗に手を染めてしまったのでしょう。『パパ活』でおカネを稼いでいたという話もあります」(同前)
闇バイト強盗では、SNSを通じ「報酬1000万円」「日当100万円」という好条件を提示し実行犯を募集していたとされる。「ルフィ」や「キム」などと名乗る指示役は、応募者に身分証や実家の住所などを提示するよう要求。こうした手続きを経て、初めて仕事内容が「特殊詐欺」や「強盗」だと明かしていたという。
「一定の時間が経つと情報が消去される機能のある通信アプリ『テレグラム』を使い、実行犯に顔写真や運転免許証などの画像を送るよう求めていたようです。一旦画像を送ると、『逃げたらヒドい目に遭うぞ』という趣旨のメッセージが。
家族構成まで伝えていたため、親族にまで危害が加えられるのを恐れ簡単には抜けられません。実際『いきなり自宅に見知らぬ男が訪ねてきた』『監視されていると思った』と、供述している実行犯もいます。『恐ろしい組織に入ってしまった』と。高額報酬に目がくらみ一旦応募すると、犯罪に手を染め続けるしかなくなってしまうのです」(同前)
良家に生まれ名の知れた芸術大学に入学しながら、闇バイト強盗に加担してしまった熊井被告。今後は刑事施設で自身の罪と向き合うことになる。

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