真夜中に現れた白い服の人物。
手慣れた車上荒らしの一部始終を記録した、防犯カメラの映像。
11月30日午前2時ごろ、工場敷地内に止めてあった車に近づく、怪しい2人組。
埼玉の駐車場にフードをかぶって現れた侵入者は、ためらうことなく助手席の窓ガラスを破壊。
車内に置いてあった工具に続き、軽トラックまでも盗んでいった。
車上荒らしの一部始終を防犯カメラがとらえていた。
真夜中に現れた白い服の人物が、後部座席の窓ガラスを壊そうとしている。
すると、走ってきた車のライトに気づき、犯行の手を止めた。
2台の車が通り過ぎると、今度は、助手席の窓ガラスを破壊。
車上荒らしだ。
2人は、手にしたライトで照らしながら、車内を物色。
被害男性「手慣れてる感がすごくてテキパキしてました。盗むことに対して罪悪感もないような計画的だったかもしれないですね。あまりにも迷いというか、段取りが良すぎて」
さらに犯行は続いた。
2人組は、先ほどとは別の車へと移動。
再びドアを破壊すると、電動のこぎりや掃除機などを盗み、駐車場に止めた車に積み込んだ。
被害男性「こいつら良心とかないのかなっていうくらい。自分の物かのように持っていっちゃって(ひどいと思った)」
犯行に着手してから、およそ30分。
駐車場で見張りをしていたと思われる車が、ライトを光らせると、2人は平然と軽トラックに乗り込み、走り去った。
2人が乗った軽トラックも盗まれたものだという。
車2台の車上荒らしに加え、軽トラックを盗まれ、被害総額は、およそ200万円にのぼるという。
男性は、すでに被害届を提出。
警察は、窃盗事件として捜査を進めている。