オスプレイ墜落を「不時着水」と言い張るワケ 屋久島住人が語る緊迫一部始終

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鹿児島県・屋久島沖の海上で29日、米軍横田基地所属のCV22オスプレイが墜落した。搭乗員は6人だった。海上で搭乗員とみられる男性1人が発見され、死亡が確認された。オスプレイにはかねて爛Εドウ・メーカー(未亡人製造機)甅犇飛ぶ棺桶瓩覆匹班毀祥世別松里付けられており、特に日本では事故が起きやすいと指摘されていた。
29日午後2時40分ごろにレーダーから消えたCV22オスプレイは米軍岩国基地から米軍嘉手納基地への飛行を予定していたという。墜落する前に屋久島空港に緊急着陸しようとしたとみられる。左エンジンから出火していたとの情報がある。
屋久島に住む60代女性は「海上の空を捜索の飛行機やヘリコプターが飛んでいます。落ちたのは海ですが、目撃した人は電話で『コワい、コワい』『落ちたのが林だったら火事になって火が家まで来るんじゃないか』と言っていました」。
オスプレイはヘリコプターのように離着陸しながら飛行機のように飛行できる、ハイブリッドな垂直離着陸機。しかし、世界中でオスプレイは事故が相次いでいる。
近年だけでも2022年3月、ノルウェーでの訓練中に墜落し4人が死亡。同年6月、米カリフォルニア州で墜落し5人が死亡。今年8月にオーストラリアで墜落し3人が死亡した。
軍事事情通は「MV22オスプレイが輸送用なのに対し、CV22は特殊作戦用で、夜間や雨、霧、低空飛行などの過酷な条件で訓練するために事故率がMV22よりもかなり高いとされています。しかも、オスプレイは構造が非常に複雑で、整備も点検も難しいといわれています。今回の墜落の原因が機体トラブルだったとしても運用停止などの問題となってしまうので、操縦ミスと言い張ると思われます」と指摘する。
実際、宮澤博行防衛副大臣は「本日14時40分頃、鹿児島県の屋久島の沖合において、CV22オスプレイ1機が不時着水した」と発表した。墜落ではなく不時着としたのは、最後まで操縦士がコントロールしたと言いたいからだろう。しかし、エンジンから火を噴いて、ひっくり返り逆さまに落ちていったという目撃情報もある。
また、かねて日本配備は事故が起きやすいとの意見が出ていた。
「オスプレイは主翼は短く翼面積がないから向かい風を受けての揚力も弱く、滑空能力が低い。追い風に弱く、エンジンで飛んでいるようなものです。日本は地形が複雑で気流が乱れる場所が多いので、エンジンにトラブルがあると大事故が起きかねないと指摘されていました」と同事情通は話した。

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