菅直人元首相「維新は大インチキ」次期衆院選不出馬も政治活動は続行

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

次期衆院選の不出馬を表明していた菅直人元首相が5日、東京・武蔵野市内で行われた集会に出席し、支援者の前でも不出馬を報告した。
この日、武蔵野市長の松下玲子氏の20周年を祝う集会で挨拶した菅氏は「3年前に議員活動40周年となったので感謝の集いを計画したが、新型コロナウイルスで大勢の方に集まっていただくことができずに今日に至った。松下さんはうらやましい」と笑わせ、「総理大臣までやらせていただき、その後も10年以上、国会に議席をいただいたので、やるべきことは相当程度やれたのかな。あとは後進に譲って、お手伝いするのが潮時かなと判断した」と改めて、次期衆院選には出馬しないことを表明。後継に松下氏を指名した。
「国会議員は辞めるとしてもいろいろな活動には足を運び、発信を続けていきたい」と議員バッジを外しても政界から去るワケではなく、市民政治家としての歩みは止めないとした。
挨拶の中では立憲民主党が野党第1党を日本維新の会と争う状況に陥っていることに「維新は大インチキな政党だとみておりますので絶対に負けられない。身を切る改革を唱えながら、大阪万博やカジノで大きな無駄遣いをしている」と維新斬りに言及する場面も。
「あの大阪市政、大阪府政のデタラメを指摘し、批判するにはここ武蔵野市でまっとうな市政運営をしてきた松下現市長が私の後任として最適だと考えた」と近く市長を辞職し、衆院選に備える松下氏に自身も全面バックアップしていくことを約束した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。