「パンチパーマ」生みの親に黄綬褒章 誕生秘話「最初は不良っぽい人も多く」

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11月3日、「文化の日」に発令される秋の褒章。農業や商工業などの業績を顕彰する黄綬褒章に、「パンチパーマの生みの親」が選ばれました。「めざまし8」はご本人を取材。
「パンチパーマ」を開発したきっかけとは?
取材スタッフ:こんにちは。フジテレビのめざまし8です。「カットハウス良の店」代表 泥谷良一さん:よろしくお願いします。
取材スタッフ:「パンチパーマの生みの親」の方であってますでしょうか?「カットハウス良の店」代表 泥谷良一さん:はい。あってます。
大阪市住之江区で「カットハウス良の店」を営む泥谷良一さん(76)。この道、50年以上の大ベテランです。
――黄綬褒章に選ばれた時の気持ちは?「カットハウス良の店」代表 泥谷良一さん:予想外というか思いもしなかったからびっくりした状態ですね。
ヘアアイロンで細かいカールをいくつも作ることによって生み出される「パンチパーマ」。その誕生の裏には、ある世界的アーティストが関係しているというのです。
それは、1960年代から70年代にかけ、世界的な人気を誇ったビートルズ。日本でも、メンバーと同じような長髪スタイルが若い男性を中心に流行しました。
「カットハウス良の店」代表 泥谷良一さん:その当時にビートルズのロングヘアがあったのを、なかなか若い人が髪を切らしてくれないということで。
こまめに髪を切る客が減り、店も暇に。そこで、泥谷さんが考えたのが…。
「カットハウス良の店」代表 泥谷良一さん:かっこいいヘアスタイルをということで、その時に男性のパーマを取り入れたんですよね。パンチの効いたスタイルを考えようってことで、「パンチパーマ」っていう形になったんですよね。名前が。
「パンチパーマ」を開発後、お店は大繁盛。客の中には不良っぽい人も多かったそうですが…。
「カットハウス良の店」代表 泥谷良一さん:最初はそういうのが気になってたんですけど、そういう方がお客さん連れてきてくれて、私もこんなんしてくれとかいう形で逆に宣伝になって、逆によかったんかなっていう感じになったんですよね。
その後、日本全国の理髪店を飛び回ってパンチパーマの技術を広めた泥谷さん。今後の目標を聞いてみると…
「カットハウス良の店」代表 泥谷良一さん:(パンチパーマは)お客さんが非常に喜ばれるっていうのがありますで、そういうのはもう一回、普及をさせてあげたいですね。(めざまし8 11月3日放送)

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