何度注意されても「聞く耳なし」の仮装した外国人客に「渋谷ハロウィンの警備員」が漏らした衝撃の一言

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毎年若者たちがコスプレをして大騒ぎするイメージが定着した渋谷区のハロウィンイベント。今年は警察官や民間の警備員を動員し、長谷部健渋谷区長を中心に絶対に騒ぎを起こさないという強い意思の感じられる体制を組んで迎えることに。
5年前には、酒に酔った若者たちによってトラックが横転させられる事件も起きており、路上喫煙・路上飲酒をしている若者たちには、警察官や警備員が飛んできて、厳しい注意がなされていた。
駅前では渋谷のハチ公出口や付近のスペースが封鎖され、何日も前から、集まらないようにと宣伝。徹底的に「渋谷はハロウィンイベントの会場ではありません」と集まってくる人たちを拒む姿勢を見せることで、渋谷に来る若者を減らそうとしていたのだろう。
多くの人で賑わう渋谷の名所であるスクランブル交差点は特に警備が厳重で、多数の警官が配備されていた。テープを用いて、通行する人々を制御しているうえに、バリケードと多数の大型警察車両などすさまじい警戒態勢をしいていた。
センター街の入り口では、人の流れを固定するために、簡易バリケードが設置されており、Uターンが禁止に。ほかにも、高台から人の動きを観察して、立ち止まる人がいればすぐさま、声掛けが行われるなど、対策が練られていた。
ここまでしたにもかかわらず、例年と比べて少なくはなったものの、過激なコスプレや路上喫煙・路上飲酒はなくならず、なかには警備員の目の前でたばこを吸ったり、立っている警察官の横でポージングをしたりするなどの姿も見られた。
ハロウィン期間の28日からの渋谷センター街は、10時を過ぎると仮装した人が少しずつ増え、警備員の少ない奥はカオスな状況に。
仮装した客に話を聞くと、多くは中国人で、中国のSNSなどで日本のハロウィンの様子を見て、参加するために来た観光客なのだという。
日本語での注意は効果が薄いのか、警備員の多くは一度声掛けして効果がなければそのままほかのところに行くケースが多くみられた。
数人のチームで動いている彼らのなかには
「もう疲れたから(街の)端のほうに行ってさぼろうぜ」
という会話をしている者もおり、区長と現場の警備員の温度差が強く感じられる結果になってしまった。
取材・文:白紙 緑

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