肉体関係のない既婚者同士の恋愛「セカンドパートナー」心の癒しの中に潜む″落とし穴″

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既婚者専用マッチングアプリで流行っているという「セカンドパートナー」。恋愛関係ではあるけど、身体の関係はない間柄だという。本誌は【前編・「恋愛だけど肉体関係はなし」既婚者アプリに増殖する爛札ンドパートナー瓩鷲堽僂、その手前か】で現在セカンドパートナーを持つ男性と、セカンドパートナー募集中の女性から話を聞いた──。
前述の2人のように定義通りの「セカンドパートナー」を求めている人はいるものの、やはりアプリ利用者の中では少数派のようだ。多数派の意見は次のようなものだ。まず男性からは、
「本当に純粋な友達探しなら、今はX(旧Twitter)やインスタなどSNSがあるわけで、そういったところで探せばいいのでは。わざわざ課金してまでマッチングアプリを利用するのは割に合わない」
と、冷ややかだ。一方の女性も肯定派は意外と少ない。
「仲良くなればなるほど触れ合いたくなるよね。そうしたら『絶対に身体の関係にならない』とは言い切れない」
「自分が好きになるまでは食事だけだけど最後には”そうなる”と思って過程を楽しむものでは」
「普通の友達ならたくさんいるしわざわざアプリを使ってまで身体の関係無しの出会いを探す意味が分からない」
等々、男性よりも手厳しい意見が目立つ。
既婚者がマッチングアプリを使う時点で配偶者に対してかなり後ろめたいはずだ。前述の2人とももちろん配偶者に「セカンドパートナー」がいる、探しているなどと伝えていないし、今後も言うつもりはないようだ。身体の関係がないとしても、やはり言いにくいし、万が一「セカンドパートナー」の存在がバレてしまったら配偶者は間違いなく身体の関係がある”不倫”だと思うだろう。強いて言うなら不貞行為は行っていないので、大事になるリスクは回避できるかもしれないが。
まだ新しい言葉である「セカンドパートナー」。定義が浸透していないが故にやや歪曲した捉え方をしている女性もいる模様だ。ある男性は女性にこんなことを言われたという。
「セカンドパートナーが欲しい、心で繋がりたいと言う女性と先日やりとりしてみました。心で繋がれてるなと感じるのはどんな時ですかと聞いてみたところ『誕生日やクリスマス、記念日にプレゼントくれたり普段行かないところでディナーに連れて行ってくれたり、あとはサプライズしてくれたりすると感じます』だそうです」
こうなってくると”心”ではなく”お金”で繋がりたいように聞こえてしまう。マッチングアプリにはどうしてもこの手の「頂き系女子」が登場してしまう。ある60代の男性にはこんなメッセージが届いたようだ。
「お会いするときはお礼として交通費を頂きたいです」
「今月支払いが多くて困ってます」
「もし彼女になれたらプレゼントやお小遣いが欲しいな」
高齢男性だと身体の関係を求められにくいし、あわよくば「頂いてしまおう」という、既存のマッチングアプリやパパ活アプリでよくあるトラブルが既婚者専用アプリでも今後増えてくる危険性はやはりぬぐえない。
“身体の関係有り”が多くを占めるマッチングアプリ界隈の中ではまだまだ少数派、相手選びが上手くいけば「心の癒し」を得られるかもしれないセカンドパートナー。ただ、世間の評価は猊堽儉瓩搬膾垢覆い茲Δ世。

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