「作り手にはいい」「ファンとして複雑」 日テレのスタジオジブリ子会社化、SNSは賛否

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日本テレビが宮崎駿監督のアニメーション映画などを製作するスタジオジブリ(東京都小金井市)の株式を取得し、子会社化すると21日に発表した。
今後は日本テレビが株式の取得を進め、42・3%の筆頭株主となって経営面をサポート。一方のスタジオジブリは、アニメ映画の制作などに専念する。今回の子会社化を巡り、SNSでは歓迎と不安の声が聞かれた。
日本テレビは昭和60年に「風の谷のナウシカ」をテレビで初放送して以来、映画番組「金曜ロードショー」を通じてスタジオジブリの作品を放送してきた。今回の株主取得の理由について、日本テレビは「国内はもとより海外でも多くの人に愛される作品を生み出してきたスタジオジブリを子会社化してこれまで以上に支援していくことは、日本テレビグループ全体の企業価値の向上に大いに資する」としている。
今回の子会社化を巡り、X(旧ツイッター)でもさまざまな声が飛び交った。
「日本テレビがスタジオジブリをサポートする事でどんな経営になるのか楽しみ」「創造の場の継続性が大切にされるのは作り手、ファン両方にとっていいこと」と歓迎する声がある一方、「宮崎駿ファンに素直に受け入れられるのだろうか」「ジブリのファンの一人として複雑な思い」などといった声もあった。また、「(日本テレビ系の動画配信サービスの)HuLuで作品が観たい」など、作品の動画配信を期待する声も相次いで寄せられた。

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