作業員を乗せたまま15トンの鉄骨落下 東京駅近くの高層ビル建設現場で2人死亡 落下防止の“安全帯”は落ちた鉄骨に結ばれ…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東京駅に近いビルの建設現場で鉄骨が落下し、作業員2人が亡くなりました。鉄骨は作業員を乗せたまま落下したといいますが、事故当時、何があったのでしょうか。 ◇19日、大勢の警察官や消防隊員が集まり、騒然となっていたのは、東京・中央区の八重洲にあるビルの建設現場です。警察「あけてー! あけてー!!」けが人を乗せたとみられるストレッチャーが、次々と救急車へ運ばれていきます。

消防隊員「鉄骨とともに、作業員が落下し負傷した」「場所的にはこちらになります。7階相当の部分から落ちたということ」事故が起きたのは、東京駅のすぐ近く、51階建ての商業施設を建設していた工事現場です。警視庁によりますと、午前9時半前、7階部分で作業をしていた作業員が、重さ約15トンの鉄骨とともに、3階まで落下したということです。現場では、大きな鉄骨が床に倒れ、ほかの建築資材を下敷きにしていました。警視庁によると、この事故で花田大和さん(43)と原裕一郎さん(33)が、鉄骨の下敷きになって死亡し、作業員3人がけがをしたということです。また、建設会社によりますと、このほかにも3階部分にいた作業員1人がけがをしたということです。記者が事故現場を訪れると、鉄骨が崩れて、柵が大きく変形していました。建設会社によりますと、あわせて重さ約48トンにもなる、5本の鉄骨が落下したといいます。現場近くにいた人「がらがらがらって音がして、建物が揺れました」「横揺れがひどくて、地震と雷が一緒にきた感じでした」 ◇事故当時、現場では、何が起きていたのでしょうか?警視庁によりますと、少なくとも2人の作業員が乗った鉄骨をクレーン車でつるしていたところ、何らかの原因で鉄骨が傾いて、作業員を乗せたまま落下し、この時、別の鉄骨も落下したということです。鉄骨に乗っていた作業員は、落下防止のための“安全帯”を身に着けていましたが、その“安全帯”は落下した鉄骨と結びついていたため、一緒に落ちてしまったということです。警視庁は、業務上過失致死傷の疑いも視野に詳しく調べています。(9月19日放送『news zero』より)
東京駅に近いビルの建設現場で鉄骨が落下し、作業員2人が亡くなりました。鉄骨は作業員を乗せたまま落下したといいますが、事故当時、何があったのでしょうか。

19日、大勢の警察官や消防隊員が集まり、騒然となっていたのは、東京・中央区の八重洲にあるビルの建設現場です。
警察「あけてー! あけてー!!」
けが人を乗せたとみられるストレッチャーが、次々と救急車へ運ばれていきます。
消防隊員「鉄骨とともに、作業員が落下し負傷した」「場所的にはこちらになります。7階相当の部分から落ちたということ」
事故が起きたのは、東京駅のすぐ近く、51階建ての商業施設を建設していた工事現場です。警視庁によりますと、午前9時半前、7階部分で作業をしていた作業員が、重さ約15トンの鉄骨とともに、3階まで落下したということです。現場では、大きな鉄骨が床に倒れ、ほかの建築資材を下敷きにしていました。
警視庁によると、この事故で花田大和さん(43)と原裕一郎さん(33)が、鉄骨の下敷きになって死亡し、作業員3人がけがをしたということです。また、建設会社によりますと、このほかにも3階部分にいた作業員1人がけがをしたということです。
記者が事故現場を訪れると、鉄骨が崩れて、柵が大きく変形していました。建設会社によりますと、あわせて重さ約48トンにもなる、5本の鉄骨が落下したといいます。
現場近くにいた人「がらがらがらって音がして、建物が揺れました」「横揺れがひどくて、地震と雷が一緒にきた感じでした」

事故当時、現場では、何が起きていたのでしょうか?
警視庁によりますと、少なくとも2人の作業員が乗った鉄骨をクレーン車でつるしていたところ、何らかの原因で鉄骨が傾いて、作業員を乗せたまま落下し、この時、別の鉄骨も落下したということです。
鉄骨に乗っていた作業員は、落下防止のための“安全帯”を身に着けていましたが、その“安全帯”は落下した鉄骨と結びついていたため、一緒に落ちてしまったということです。
警視庁は、業務上過失致死傷の疑いも視野に詳しく調べています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。