年齢「7歳若く」偽っていたか さいたま市リハビリ施設3人死傷事故 75歳運転手生まれ年が違う運転免許証など提出

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さいたま市のリハビリ施設で、施設の送迎車を運転していた75歳の職員の男が3人をはねて利用者の男女2人が死亡した事故で、男が施設に提出していた運転免許証のコピーなどの書類の生まれ年が、実際より7歳若い表記になっていたことがわかりました。
この事故はおととい、さいたま市のリハビリ施設の駐車場で、送迎車に利用者の飯泉利夫さん(89)と関拓子さん(88)がはねられて死亡したものです。
警察はきょう、過失運転致死傷の疑いで施設の職員で送迎車を運転していた窪島達郎容疑者(75)を送検しました。
その後の運営会社の関係者への取材で、窪島容疑者が施設側に提出していた履歴書と運転免許証のコピーの生まれ年が本来は昭和23年生まれなのに、いずれも実際の年齢より7歳若い昭和30年となっていたことがわかりました。
また窪島容疑者は周囲に対し、自らの年齢を実際より7歳若い「68歳」だと話していて、施設側は今回の事件で初めて窪島容疑者が「75歳」だと知ったということです。
窪島容疑者が生まれ年を偽った書類を提出していたとみられ、警察はきのう、施設への家宅捜索でこうした資料を押収していて、事故の原因や背景を詳しく調べています。

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