岡山女児殺害、被告の無期懲役確定へ 最高裁が上告棄却

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岡山県津山市で平成16年9月、小学3年の女児=当時(9)=を殺害したとして殺人や強制わいせつ致死などの罪などに問われた無職、勝田州彦(くにひこ)被告(44)について、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は、被告の上告を棄却する決定をした。
7日付。無期懲役とした1、2審判決が確定する。
事件を巡っては発生から約14年後の30年5月、別事件で服役中の被告が逮捕された。物証が乏しく、被告が捜査段階で殺害を認めた際の自白の信用性が争われた。
令和4年1月の1審岡山地裁判決は、関係証拠から自白の内容は信用できるとして被告を犯人と認め、求刑通り無期懲役を言い渡した。2審広島高裁岡山支部判決も支持した。
1、2審判決によると16年9月3日、女児宅に侵入し、わいせつ行為をしようと女児の首を両手で絞めたが抵抗され、刃物で胸や腹を多数回突き刺して殺害した。

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