お土産を一部販売停止 函館名物の塩ラーメン 老舗の製麺会社が事業停止 味が変わると不安も

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北海道函館の大手製麺会社が事実上倒産して事業を停止しました。
函館名物の「塩ラーメン」に影響が広がり、お土産も一部販売を停止するなど取引していたラーメン店は対応に追われています。
函館市内のラーメン店です。
函館名物の「しおラーメン」。
あっさりとした味が麺に良く絡むといいます。
しかし、ラーメンに欠かせないこの「麺」に困ったことが…
(満龍 佐藤正志代表)「みんなの舌に根付いている麺なので、それがなくなることはすごく衝撃的」
函館の大手製麺メーカー「丸豆岡田製麺」が事実上の倒産し「麺」の変更を余儀なくされたのです。
帝国データバンクによりますと、ラーメン店向けの麺を製造していた丸豆岡田製麺は今月1日、
新型コロナの影響による催事の中止や、原材料価格の高騰などから売り上げが落ち、事実上の倒産に追い込まれました。
こちらの店では1日100杯分ほどラーメンを提供していて、すでに別の業者の麺も使い始めています。
しかし、麺が変わると味が変わってくるといいます。
(満龍 佐藤正志代表)「最後に食べに来たよって客が多い。やっぱり寂しいですね、もう食べられなくなるのかと。ソウルフードじゃないけど、函館塩ラーメン、丸豆岡田製麺なくしてはこれからどうなるのか不安」
影響は有名チェーン店にも。
函館の老舗「あじさい」では、丸豆岡田製麺の麺を使用していたお土産用生ラーメンの生産が終了にー
今後は別の業者の麺で同じような商品を販売する予定です。
函館のラーメン文化を支えてきた大手製麺会社の事業停止…
しばらく影響が続きそうです。

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