政治ジャーナリストの田崎史郎氏が２９日、ニッポン放送のラジオ番組「辛坊治郎ズーム そこまで言うか！」にゲスト出演した。
岸田内閣は現在、マイナンバーカードに関するトラブルやガソリン価格の高騰などのため、支持率が低迷している。パーソナリティーの辛坊治郎氏が「解散、ありますか？」と聞くと、田崎氏は「いまは沈静化してますね」と言いつつ、「岸田さんが解散するつもりであるのは確か」と断言した。
ただ支持率が低迷しているため、このまま解散総選挙となっては戦えない。そこで田崎氏は、解散するかどうかは内閣人事、自民党役員人事をやって「支持率が回復するかどうかなんですよ」と指摘。「そこで刷新されたっていう感じになれば、支持率は上がるでしょうけども、何か変わり映えしないなあってことになれば、やっぱりね、ってことで」
支持率を上げるための人事について、田崎氏が「女性をたくさん起用するとかいろいろありますけども」。過去には２０１４年９月に発足した第２次安倍改造内閣で、５人の女性議員が閣僚入りした。
辛坊氏は「カンフル剤としてはあるということですか？ 過去最多の６人。６人、大臣にするだけの、国会議員の中に人材はいるんですか？」と質問。田崎氏は「女性議員の数としては３０～４０人いらっしゃるんですけど、やっぱできる人を…」と、大臣になる資質がある人がいるかどうか、疑問があるようだ。
先日には、自民党の松川るい氏ら同党女性局員３８人が、７月末に行ったフランス研修で観光旅行のような写真をＳＮＳに投稿し、炎上したばかり。
辛坊氏は「沖縄出身の元歌手とか」と、元ＳＰＥＥＤの今井絵理子氏について聞くと、田崎氏は「あの人も能力は高いんですよ。そりゃ、行政能力は。でも常識があるかどうかっていう…。そういうんでふるいにかけてくと、そんなに残ってないですよ」と指摘した。