ビッグモーター 和泉新社長 “LINEアカウント削除”の意図を説明「縛るのをやめたかった」「不正の証拠になり得るやり取りがあれば、記録として残しているはず」「隠蔽をするということでしたら改革でも何でもありません」

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26日、中古車販売大手「ビッグモーター」の和泉伸二新社長が、国土交通省による聞き取り調査(ヒアリング)の終了後、取材に応じた。
【映像】ビッグモーター 国交省ヒアリング後 新社長らコメント【ノーカット】━━25日、全店でLINEの使用を停止、社用携帯からアカウントを削除するよう指示を出していたが、その意図は?私自身はLINEの様々なグループの中で10項目くらいまでしか入っていなかったのですが、(社内で)100個くらいのグループLINEが作成されていて、店長などの役職者はほぼそこに参加していると確認できた。LINEでの連絡・報告が頻繁に起きていると。

休日に(LINEで)返答をしていることが確認できましたので「まず一旦、即やめよう。縛るのはやめよう」と。昨日(の会見で)申し上げたように風土改革を本気でやっていくということなので主体性を取り戻すためにも「縛るようなツールは使いたくない」ということで一旦全部やめました。社内に営業支援システムがあり、社員間で連絡が取れるので、それを使っています。スピード感は鈍りますが、そのように(LINE使用停止)判断しました。━━「縛っていた」というのは上司から部下へのLINEのメッセージだったり、土日・休日の連絡のことか?休日でもLINEで連絡があれば気になりますよね、自分の拠点のことだったりすると。精神的にも休みにならないでしょうし。そういったことから私の方で(LINE使用停止を)判断しました。━━新社長でも思い当たる節はある?ありますね。環境整備で拠点を回っているときに、同行している店長などがLINEでの連絡が多々あるのを見ていました。━━LINEのアカウント削除によってこれまでのやり取り・記録が消えてしまう不安はない?ご指摘はおっしゃる通りです。ただ、スピード感をもって(風土改革を)始めたかったので。今後調査をしていく中でLINEの中での不正の確認だったり証拠になり得るものがあれば、該当する社員の方は記録として残しているでしょうから、調査をかけている中で(証拠などの)提出としてなくなるものはないのではないか、と感じています。━━一部の報道で言われているような過去の履歴が出てきたことへの対策ではない?全く違います。隠そうとする意思はありません。━━LINEをやめようと決断されたのはいつ?記者会見を終えて、会社に戻りまして、新体制の役員と話をしてから社員にメールを送る1時間くらい前に決めました。━━それに対する社内の反応は?今のところまだ確認できておりません。きのう記者会見が終わりまして、正直こういった問題を起こしているわけですから退職者が相当数いるかなと心配していましたが、今日の段階で確認できている退職者は6名でした。不正請求の件で社員のご家族にもご心配をかけておりますので、もう少し(退職者数が)あるかなと思っておりました。勝手な判断ですけども今後会社が生まれ変わるという期待をもっていただいているのではないかと思いたい。━━「土日に連絡をやめよう」という文言が社員へのメール連絡には入っていなかったが、その意図は伝わっているのか?たぶん社員が一番感じていると思います。「どんどん報告しろよ」といったLINE連絡がくると仕事どころじゃなくなりますから。昨日お話しした「どこを向いて仕事をするのか」ということにもつながってくると思います。社員が一番意図を汲んでくれていると思います。━━社員の中には 内部告発をやめるように促しているのではないかという受け取り方をしているという声も。あの文章で意図が伝わったのか?そこは反省すべきところではあると思う。改革の第一弾としてということで伝えているので「意図は汲んでくれるだろう」と勝手に(判断した)。隠蔽をするということでしたら改革でも何でもありませんから。言葉が足りなかったなと思うが、きちんと理解していただいていると思っています。(『ABEMA NEWS』より)
━━25日、全店でLINEの使用を停止、社用携帯からアカウントを削除するよう指示を出していたが、その意図は?
私自身はLINEの様々なグループの中で10項目くらいまでしか入っていなかったのですが、(社内で)100個くらいのグループLINEが作成されていて、店長などの役職者はほぼそこに参加していると確認できた。LINEでの連絡・報告が頻繁に起きていると。
休日に(LINEで)返答をしていることが確認できましたので「まず一旦、即やめよう。縛るのはやめよう」と。昨日(の会見で)申し上げたように風土改革を本気でやっていくということなので主体性を取り戻すためにも「縛るようなツールは使いたくない」ということで一旦全部やめました。
社内に営業支援システムがあり、社員間で連絡が取れるので、それを使っています。スピード感は鈍りますが、そのように(LINE使用停止)判断しました。
━━「縛っていた」というのは上司から部下へのLINEのメッセージだったり、土日・休日の連絡のことか?
休日でもLINEで連絡があれば気になりますよね、自分の拠点のことだったりすると。精神的にも休みにならないでしょうし。そういったことから私の方で(LINE使用停止を)判断しました。
━━新社長でも思い当たる節はある?
ありますね。環境整備で拠点を回っているときに、同行している店長などがLINEでの連絡が多々あるのを見ていました。
━━LINEのアカウント削除によってこれまでのやり取り・記録が消えてしまう不安はない?
ご指摘はおっしゃる通りです。ただ、スピード感をもって(風土改革を)始めたかったので。今後調査をしていく中でLINEの中での不正の確認だったり証拠になり得るものがあれば、該当する社員の方は記録として残しているでしょうから、調査をかけている中で(証拠などの)提出としてなくなるものはないのではないか、と感じています。
━━一部の報道で言われているような過去の履歴が出てきたことへの対策ではない?
全く違います。隠そうとする意思はありません。
━━LINEをやめようと決断されたのはいつ?
記者会見を終えて、会社に戻りまして、新体制の役員と話をしてから社員にメールを送る1時間くらい前に決めました。
━━それに対する社内の反応は?
今のところまだ確認できておりません。きのう記者会見が終わりまして、正直こういった問題を起こしているわけですから退職者が相当数いるかなと心配していましたが、今日の段階で確認できている退職者は6名でした。不正請求の件で社員のご家族にもご心配をかけておりますので、もう少し(退職者数が)あるかなと思っておりました。勝手な判断ですけども今後会社が生まれ変わるという期待をもっていただいているのではないかと思いたい。
━━「土日に連絡をやめよう」という文言が社員へのメール連絡には入っていなかったが、その意図は伝わっているのか?
たぶん社員が一番感じていると思います。「どんどん報告しろよ」といったLINE連絡がくると仕事どころじゃなくなりますから。昨日お話しした「どこを向いて仕事をするのか」ということにもつながってくると思います。社員が一番意図を汲んでくれていると思います。
━━社員の中には 内部告発をやめるように促しているのではないかという受け取り方をしているという声も。あの文章で意図が伝わったのか?
そこは反省すべきところではあると思う。改革の第一弾としてということで伝えているので「意図は汲んでくれるだろう」と勝手に(判断した)。隠蔽をするということでしたら改革でも何でもありませんから。言葉が足りなかったなと思うが、きちんと理解していただいていると思っています。(『ABEMA NEWS』より)

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