「ショートパンツ越しに私の陰部をこねくり回し…」小学5年生の少女が“母親の彼氏”から受けた“おぞましい性的虐待”

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小学5年生の時に、母親の交際相手から性的虐待を受けた橋本なずなさん(23)。以来、そのトラウマに苦しめられ、自殺未遂を図ったこともあるという。現在、心理カウンセラーとして活動する彼女は、どのようにして自身の“心の傷”と向き合ってきたのだろうか?
【写真あり】小5で“母親の彼氏”から性的虐待を受けた橋本なずなさん23歳
ここでは、橋本さんが自身の壮絶な過去を記した著書『10歳で私は穢された』(双葉社)より一部を抜粋して紹介する。彼女が10歳のときに母親の交際相手から受けた“おぞましい行為”とは–。(全2回の1回目/2回目に続く)
写真はイメージです iStock.com
最愛の母にも話せなかった“秘密”。
それは当時、母の恋人だった「おじさん」のことです。
10歳の私におじさんが繰り返した、おぞましい行為の数々–。
もしかしたら、この文章を読むのがつらい方もおられるかもしれません。
しんどかったら、どうか、ご無理なさらないで。
私も、あなたと同じでした。
私さえ黙っていれば、我慢していれば、全部うまくいく。
あれは、悪い夢やったんや。
忘れるんや。
何度そう思ったことでしょう。
いや、思おうとしたことでしょう。
でも、忘れられるわけなんかない。
10年以上も前のことなのに、フラッシュバックは今も私を追いかけ、捕らえ、容赦なく襲ってきます。
お前は、穢れた存在だ。
一生、誰からも大切になどされるわけがないのだ、と嘲笑いながら。
今回、出版の機会を与えていただき、長年封印していた忌まわしい記憶をすべて明かすことを決心しました。
こみ上げる吐き気にえずき、ぐしゃぐしゃに泣きながら、それでも掘り起こしました。
私もあなたも、穢れた存在なんかじゃない。
断じて、穢れてなんかいない。
ちゃんと、ちゃんと幸せになっていい。
その思いを、どうしても伝えるために。
そして、他ならぬ私自身が、生き直すために。
母とおじさんが出会ったのは、父と別れてからまだ日も浅い、2009年の夏頃のこと。子育てと仕事の合間を縫って、少しでも気晴らしになるのならと入会した、地元の卓球サークルです。
おじさんは、母よりひと回り近く年上の50代半ばで、白髪が似合うスラッと背の高い男性でした。
一見、女性にはモテそうでしたが、どうやらずっと独身のようで、親や兄弟など、家族らしい家族の話もまったくなし。
地下鉄谷町線沿線の、青い壁の古いマンションにずっとひとりで住んでいて、どんな仕事をしているのか、よくわかりませんでした。
母とおじさんは一緒のチームになったり、練習後にカフェでお茶をしたりするうちに、急速に仲を深めていったようです。
同じ趣味で意気投合したおじさんとの恋愛は、離婚で傷ついた母にとって、心のよりどころとなっていったんでしょう。
次第に兄や私も交えて人で食事をする機会も増えていき、翌2010年の初秋のことでしょうか。
「実はうちら、付き合うてんねん」
と、母に切り出されて。
おじさんと仲良くなってから母の表情が生き生きしていたのに気付いていた私は、ふたりの間柄をなんとなくは察していたし、それほどの抵抗はありませんでした。
ママの笑顔が増えるんやったら、それもええんちゃう?って。
でも、兄は違ったんやと思います。
「恋人の子供からもお墨付きを得た」とばかりに、おじさんは遠慮なく我が家に出入りするようになりました。
母への強烈な憎しみを叩きつけた走り書きを残して兄が家出したのは、それから間もなくのことです。
「死にたい」と涙に暮れる母は、それでも日、仕事を休むことはありませんでした。
生活のため、私を育て上げるため、無理に無理を重ねて働き続け、毎晩のように兄の名前を呼びながら泣き崩れていました。
経済的にも時間的にも余裕がなくて、精神科を受診することはできなかったものの、当時の母は鬱に近かったはずです。
自然とおじさんが母に付き添う機会が増え、我が家に顔を出しては夕食をともにしたり、時にはそのまま泊まっていくことも珍しくなくなりました。
兄がいなくなって、あらゆる意味で「やりやすく」なったんでしょうが、当時の私はそのことにまったく気付いていなかった。
むしろ「おじさんがいてくれれば、ママは死なない」と、どこかで安堵を覚えていたほどでした。
その頃のおじさんは、とても優しい人に見えました。
おじさんは私を「なず」と呼び、私はおじさんをニックネームで呼んでいました。
家にいる時は寝ているばかりだった父と違って、おじさんは一緒にゲームで遊んでくれたり、好きなアイドルの話なんかも「へえ~、そうなん」と相槌を打ちながら聞いてくれたりして。
母からは再婚を匂わすようなことは一切言われなかったけれど、「もしもこのまま本当のパパになっても悪くないかも」と、思わないでもありませんでした。
普通のお父さん像に憧れていた私にとって、いつしかおじさんは、父親の愛情「の、ようなもの」を与えてくれる存在になりつつあったんです。
ただし、同時にモヤッとした違和感も、あるにはありました。
おじさんが、我が家に泊まっていく夜の光景です。
かつて両親が使っていた夫婦の寝室に当たり前のように入っていき、当たり前のように母とくつろいでいる。
まるで10年も前から、ずっとそうしていたかのように。
妙に馴染んだその姿に、「何かが違う」と強烈に感じたけれど、それが何なのか、10歳の私にはわからなかった。
やがて、その正体を、文字通り「身をもって」思い知らされることになるのです。
悪夢は「こたつ」で突然に 2010年も押し迫った、12月中旬のある土曜日。 その夜、母とおじさん、私の3人はこたつで寄せ鍋を囲みました。 週末のんびりくつろぐには、お鍋が一番。野菜やお肉を適当に切って放り込むだけだから準備がラクだし、体もあったまります。 3人でアツアツの白菜や鶏だんごをつついて、他愛ない会話で笑い合って、締めのうどんも楽しんで。 おじさんは缶ビール片手にほろ酔いで、上機嫌でした。 どこにでもある一家団欒の風景に近いものやったと思います。 やがてお鍋もすっかり空となり、こたつの上がきれいに片づけられた頃、「そろそろ、お風呂入ってくるわ」 母がこたつから抜け、リビングを後にしました。 パタン、とドアが閉まる音がします。 部屋には、おじさんと私のふたりきり。閉じている脚の間に、割って入ろうとしている何か 同じこたつを挟んで向かい合い、おじさんはお笑い番組を観ていました。 ピンクのパーカーとお揃いのショートパンツというゆるい部屋着の私は、こたつ布団から上半身を出し、仰向けに寝転んで携帯ゲームに熱中していた、その時です。 ……なに? なにコレ? こたつの中で閉じている脚の間に、割って入ろうとしている、何か。 それが、おじさんの足の指であると理解するのに数秒かかりました。 な、なにやってるん? もしかして、私の脚が邪魔なんかな? そう思って脚を少し開きかけた瞬間、有無を言わせぬ凶暴な力を伴って、おじさんのがっちりした硬い足指がねじ込まれ、ショートパンツ越しの陰部に触れたのです。 ……ッ!!!! 反射的に脚を閉じようとした私の足首はあつけなくおじさんの両の手にまれ、ガバッと大きく広げられました。 そのまま、無骨な足指が気味悪い生き物の触手のようにうごめき、私の陰部を這い回ります。クネクネとこねくり回したかと思うと、強引に押し込まれて、 なに? なにしてるん? 茫然と天井を見つめる私の体の中心部を、触手は容赦なくなぶり続けます。 誰も観ていないテレビから、芸人さんの弾丸トークと観客の大爆笑が延々流れ、そこに重なるハァ、ハァと乱れた息づかい。 なんで–、 なんで、そんなことするん?「お母さん、お父さん、お兄ちゃん–助けて」 混乱した脳裏に、裸の男女が重なり合う姿がぼんやりと再生されました。 いつかテレビで観た、大人同士のなんだか秘密めいた……あの場面? あれなん?『特命係長只野仁』のワンシーンが胃の底からせり上がってきます。 おかしい。 こんなん、絶対おかしい。 あれはもっとロマンチックなもんやった。 なんでこたつで、おじさんにこんなんされなアカンねん……。 気持ち悪い! やめて……やめてやめてやめて!! お母さん、お父さん、お兄ちゃん–助けて!! 助けてよ!! なのに、どんなに叫ぼうとしても、声に出せません。 テレビから弾ける観客の大爆笑が、私の耳をうつろに過ぎていきました。何食わぬ顔のおじさん 凍りついたように動けず口もきけない私 どれぐらいの時間がたったのでしょうか。「ただいま一」 お風呂から上がった母が、タオルで髪を拭きながらリビングに戻り、私の両脚は魔の触手からスッと解放されました。 何も知らない母は、「お湯がさめんうちに、あんたも入り」とおじさんに声をかけ、おじさんも「ああ、そうしよか」と返事して、笑っていました。 いつも通り、何事もなかったように。 何食わぬ顔で。 私は凍りついたように、こたつから動くことができず、口もきけない状態でした。 凶暴な力に両足首を押さえつけられている感覚が、なぜかジンジンと続いています。 この恐怖。 この気持ち悪さ。 この嫌悪感。 息が、息が苦しい。 ショートパンツの裾が、下着ごとグシャグシャに乱れたままなのを知らないのは、ママだけや。 私をこんなんしたんは、ママの目の前にいる、おじさんやで。 なあママ、気付いて。気付いてよ。 今、すごく怖いよ。 動けないよ。 お父さん、お兄ちゃん。 戻ってきてよ!! 懸命に心で叫んだけれど、母に届くことは、ありませんでした。(#2に続く)小5で“母親の彼氏”から性的虐待「ズボンを下ろしてドス黒い男性器を突きつけられ…」23歳女性が明かす“地獄の日々” へ続く(橋本 なずな/Webオリジナル(外部転載))
2010年も押し迫った、12月中旬のある土曜日。
その夜、母とおじさん、私の3人はこたつで寄せ鍋を囲みました。
週末のんびりくつろぐには、お鍋が一番。野菜やお肉を適当に切って放り込むだけだから準備がラクだし、体もあったまります。
3人でアツアツの白菜や鶏だんごをつついて、他愛ない会話で笑い合って、締めのうどんも楽しんで。
おじさんは缶ビール片手にほろ酔いで、上機嫌でした。
どこにでもある一家団欒の風景に近いものやったと思います。
やがてお鍋もすっかり空となり、こたつの上がきれいに片づけられた頃、
「そろそろ、お風呂入ってくるわ」
母がこたつから抜け、リビングを後にしました。
パタン、とドアが閉まる音がします。
部屋には、おじさんと私のふたりきり。
同じこたつを挟んで向かい合い、おじさんはお笑い番組を観ていました。
ピンクのパーカーとお揃いのショートパンツというゆるい部屋着の私は、こたつ布団から上半身を出し、仰向けに寝転んで携帯ゲームに熱中していた、その時です。
……なに? なにコレ?
こたつの中で閉じている脚の間に、割って入ろうとしている、何か。
それが、おじさんの足の指であると理解するのに数秒かかりました。
な、なにやってるん?
もしかして、私の脚が邪魔なんかな?
そう思って脚を少し開きかけた瞬間、有無を言わせぬ凶暴な力を伴って、おじさんのがっちりした硬い足指がねじ込まれ、ショートパンツ越しの陰部に触れたのです。
……ッ!!!!
反射的に脚を閉じようとした私の足首はあつけなくおじさんの両の手にまれ、ガバッと大きく広げられました。
そのまま、無骨な足指が気味悪い生き物の触手のようにうごめき、私の陰部を這い回ります。クネクネとこねくり回したかと思うと、強引に押し込まれて、
なに? なにしてるん?
茫然と天井を見つめる私の体の中心部を、触手は容赦なくなぶり続けます。
誰も観ていないテレビから、芸人さんの弾丸トークと観客の大爆笑が延々流れ、そこに重なるハァ、ハァと乱れた息づかい。
なんで–、
なんで、そんなことするん?
混乱した脳裏に、裸の男女が重なり合う姿がぼんやりと再生されました。
いつかテレビで観た、大人同士のなんだか秘密めいた……あの場面? あれなん?
『特命係長只野仁』のワンシーンが胃の底からせり上がってきます。
おかしい。
こんなん、絶対おかしい。
あれはもっとロマンチックなもんやった。
なんでこたつで、おじさんにこんなんされなアカンねん……。
気持ち悪い!
やめて……やめてやめてやめて!!
お母さん、お父さん、お兄ちゃん–助けて!!
助けてよ!!
なのに、どんなに叫ぼうとしても、声に出せません。
テレビから弾ける観客の大爆笑が、私の耳をうつろに過ぎていきました。
どれぐらいの時間がたったのでしょうか。
「ただいま一」
お風呂から上がった母が、タオルで髪を拭きながらリビングに戻り、私の両脚は魔の触手からスッと解放されました。
何も知らない母は、「お湯がさめんうちに、あんたも入り」とおじさんに声をかけ、おじさんも「ああ、そうしよか」と返事して、笑っていました。
いつも通り、何事もなかったように。
何食わぬ顔で。
私は凍りついたように、こたつから動くことができず、口もきけない状態でした。
凶暴な力に両足首を押さえつけられている感覚が、なぜかジンジンと続いています。
この恐怖。
この気持ち悪さ。
この嫌悪感。
息が、息が苦しい。
ショートパンツの裾が、下着ごとグシャグシャに乱れたままなのを知らないのは、ママだけや。
私をこんなんしたんは、ママの目の前にいる、おじさんやで。 なあママ、気付いて。気付いてよ。 今、すごく怖いよ。 動けないよ。 お父さん、お兄ちゃん。 戻ってきてよ!! 懸命に心で叫んだけれど、母に届くことは、ありませんでした。(#2に続く)小5で“母親の彼氏”から性的虐待「ズボンを下ろしてドス黒い男性器を突きつけられ…」23歳女性が明かす“地獄の日々” へ続く(橋本 なずな/Webオリジナル(外部転載))
私をこんなんしたんは、ママの目の前にいる、おじさんやで。
なあママ、気付いて。気付いてよ。
今、すごく怖いよ。
動けないよ。
お父さん、お兄ちゃん。 戻ってきてよ!! 懸命に心で叫んだけれど、母に届くことは、ありませんでした。(#2に続く)小5で“母親の彼氏”から性的虐待「ズボンを下ろしてドス黒い男性器を突きつけられ…」23歳女性が明かす“地獄の日々” へ続く(橋本 なずな/Webオリジナル(外部転載))
お父さん、お兄ちゃん。
戻ってきてよ!!
懸命に心で叫んだけれど、母に届くことは、ありませんでした。(#2に続く)
小5で“母親の彼氏”から性的虐待「ズボンを下ろしてドス黒い男性器を突きつけられ…」23歳女性が明かす“地獄の日々” へ続く
(橋本 なずな/Webオリジナル(外部転載))

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