いま全国指名手配中のヤクザ《絆會の若頭》が、前代未聞のヤバすぎる「日本全国・組幹部暗殺行脚」を実行中!?

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警察と山口組のどちらが男の所在を掴むのか。
六代目山口組と抗争中の指定暴力団・絆會のナンバー2に金澤成樹という若頭がいる。’20年9月に、長野県のラーメン店駐車場で六代目山口組系の暴力団員に発砲し、大怪我を負わせた後、全国指名手配中の人物だ。
この金澤容疑者が、逃亡中に第二、第三の犯行を行っているのではないかと、いま任侠界が騒然となっている。
photo by gettyimages
前述の事件から約1年半後、茨城県水戸市で六代目山口組一心会系三瓶組の暴力団員が組事務所で射殺された。実行犯は今も逮捕されていない。
「しかし防犯カメラの映像や捜査から、金澤容疑者が実行犯として浮上した。三瓶組も金澤容疑者の犯行と疑い、集中的に追いかけ始めたのです」(捜査関係者)
金澤容疑者は絆會の織田絆誠代表に絶大な忠誠を持っていることで知られる。だが金澤容疑者の行方は杳として知れず、三瓶組は金澤容疑者の代わりに絆會の直参・谷奥由浩組長を銃撃した。
そして今年4月のこと。神戸市長田区のラーメン店で、同店の店長を務める六代目山口組弘道会傘下の余嶋学組長が白昼堂々と射殺された。犯人は逃走した。
この事件で防犯カメラに映っていた犯人の映像が、金澤容疑者に非常によく似ていると、山口組関係者のあいだで囁かれ出している。同一ヒットマンによる第三の犯行ではないかというのだ。
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かつて田岡一雄組長を銃撃した鳴海清元組員も、山口組と警察が競うようにその居所を追った。
「結果的には事件の2ヵ月後に遺体が発見された。やられたらやり返すのが暴力団の鉄則なのです。
指名手配犯が、組の抗争のために次々と『仕事』をするなど前代未聞のことです。根性のあるヒットマンだと思いますが、抗争はさらに拡大する危惧もあり、心配です」(元山口組顧問弁護士の山之内幸夫氏)
ヒットマンにも、窺い知れない人生があった。
「週刊現代」2023年6月17日号より

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