自民議員らの爛縫笋弔瓩物議 「被害者家族の前で…」改正入管法成立前日の強行採決

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大規模デモで当事者らが廃案を訴えていた改正入管難民法が9日、参院本会議で可決、成立した。
現在、難民認定を申請中の外国人は強制送還されない。ただ日本は難民をほとんど認めておらず、一昨年の難民認定率は1%にも満たずたった74人。当然、当事者は何度も申請することになるが、今回の改正で3回目以降の申請で難民認定すべき「相当の理由」がないと、送還停止の対象から外される。改正法は1年以内に施行される。
ミャンマーから逃げてきた少数派イスラム教徒・ロヒンギャなどにとっては死活問題。自国で迫害を受ける外国人を送還してしまう可能性がある。先月の国会前デモでは、支援者らが「入管法改悪やめろ」「誰も殺すな」などと訴えた。
前日8日には、参院法務委員会で同法改正案が審議され、与野党議員が乱闘状態で怒号飛び交う中、与党などの賛成多数で強行可決された。この時の、ある報道写真がネットやSNSで拡散、物議を醸している。背後から飛びかかろうとするれいわ新選組・山本太郎代表から守るべく、杉久武委員長(公明)をすぐ横でガードする足立敏之氏ら一部の自民党議員らが、なんと笑っているのだ。
一昨年3月、名古屋出入国在留管理局の収容施設で死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの遺族も、遺影を抱え法務委を傍聴していた。ツイッターでは「被害者家族の前で笑っている議員 これは国際問題になりかねない」「人の命に関わることなのにニヤニヤして非常に不快」などの指摘が相次いでいる。
なぜ笑顔でもみくちゃだったかについては、出版関係者が投稿したツイートが拡散している。
「強行の採決の乱闘のシーンが放映されるじゃないですか。杉村太蔵の話によると、事前に詳細な台本が与野党に配られていて、誰が議長に詰め寄るとか、誰と誰がつかみ合いするとか、それぞれの立ち位置とか、時間とかも秒単位で決められているんだって」
2000年代後半に自民党の衆院議員を務めたタレントの杉村太蔵(43)は11年5月、TBS系深夜バラエティー番組「20マウス」に出演。4年間の議員生活で一番驚いたこととして、前出ツイートと同様のトークを披露している。

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