三重県桑名市の小学校で、口論になった同級生に中指を立てた児童を指導する際に、担任の教師がカッターナイフを持たせる不適切な指導をしていたことがわかりました。
教育委員会によりますと、5月31日、桑名市立精義小学校の2年生の教室で、同級生と口論になり中指を立てた男子児童を52歳の男性教師が指導した際、相手の児童にカッターナイフを持たせたということです。
別の児童の保護者から学校に連絡があったことで問題が発覚し、男性教師は「中指を立てるのは命に関わることで、こうやってカッターナイフで報復されることもあると指導したかった」などと説明しています。
市教委は男性教師を口頭で注意したうえで、6月2日から自宅待機としていて、9日にも臨時の保護者会を開いて経緯を説明する予定です。