河野大臣“奇抜マスク”着用「口元丸見え」のワケ…聴覚障害者らに配慮

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河野太郎デジタル大臣(59)を写した1枚の写真。マスクをしていますが、あるはずの場所に布が無く、口元が丸見え。ただ、穴の部分は透明のシールドで覆われています。
この「奇抜」とも言えるマスクに、SNSには、次のような投稿がありました。
ツイッターから:「この気持ち悪いマスクは、何のためにしてるんでしょうか」「口をキュッと結ぶと、オバQみたいでカワイイなぁって!」
こうした声に、河野大臣が自ら説明の投稿を行いました。
河野太郎デジタル大臣(18日投稿):「このマスクですが、聴覚障害の方々との意見交換会の時に口元が見えるようにとのご要請で、着けることにしたものです。そのまま電車に乗ったものですから、東海道線や新橋駅で、きょうは色んな人にずいぶんとジロジロ見られるなあと思いました」
聴覚に障害のある人など、口元の動きで話しを理解する人たちへの配慮だということです。
こうした口元が見えるマスクは、気象庁の会見でも使われ、話題になっています。
気象庁の担当者(去年10月):「火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石、及び火砕流に警戒が必要」
聴覚に障害のある人や関係者は、口元をあえて見せることの大切さを訴えます。
高度感音性難聴を患う人物(SNSの投稿):「聴覚障害の方は、口の動きが見えるか見えないかで、言葉の理解の速度は違います。とにかく口が見えないだけで、毎日が苦痛です」「聴覚障害の方とコミュニケーションをする機会がありました。ゆっくり話すこと、口元を見せることの大切さを体感しました」
街の人からは、次のような声が聞かれました。
30代:「マスクがあることで、コミュニケーションが取りにくい人もいると思うので。そういう方への配慮はポジティブ(良い考え)と思う」
20代:「表情が見えて良い。(河野大臣は)信念を貫いて、やったら良い」

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