1人死亡27人重軽傷 被害明らかに 石川能登震度6強から一夜

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石川・能登地方で5日、最大震度6強などの強い揺れが相次いだ地震は、1人が死亡、少なくとも27人が重軽傷を負っている。
一夜明け、現場は道路が寸断され、いくつもの家が倒壊するなど、被害の状況が明らかになってきた。
石川・珠洲市から、長野放送・宮原將樹記者が中継でお伝えする。
特に被害が大きい珠洲市の正院地区。建物の1階部分が完全につぶれ、2階部分と瓦屋根を残すだけとなっている建物が、このあたりに集中している。
能登地方で最大震度6強を観測した5日の地震では、珠洲市で65歳の男性が死亡。
このほか、石川県内では、27人がけがをし、うち2人が重傷。
珠洲市内の道の駅の防犯カメラで、地震の瞬間をとらえた映像では、激しい揺れを感じた客が、一斉にしゃがみ込む様子が確認できる。
また、裏山が崩れ、建物に迫った現場では、住民が当時の様子を語った。
住民「夜10時ぐらいに震度5の地震が来た時は、もう家の中に立っていられなかった。砂煙みたいなのが、いっぱい外に舞っているわって、裏あわてて見に行ったら、崖が崩れたみたい。音はしなかった」
能登地方では、6日夜遅くから7日未明にかけて、警報級の大雨となるおそれがあり、気象台は、土砂災害などに十分に警戒するよう、呼びかけている。

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