「60万円のツケ払えないなら、実家に行くよ」女子高生を食い物に 歌舞伎町のメンコンカフェ摘発 シャンパン1本60万円“衝撃”商法 警視庁

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捜査員に付き添われ、建物から現れた男。未成年の女子高生を店に立ち入らせたとみられる店長だ。
風俗営業法違反の疑いで逮捕されたのは、新宿・歌舞伎町のメンズコンセプトカフェ「META(メタ)」の店長・大石涼太容疑者25歳と、従業員の坂口怜也容疑者25歳だ。
2人は、今年1月から2月にかけて、当時15歳の女子高生を、18歳未満と知りながら、店に立ち入らせた疑いが持たれている。
従業員の坂口容疑者は、被害者の女子高生に対し、自宅で、みだらな行為をしたとして、すでに逮捕されていて、今月2日、検察に身柄を送られた。
女子高生は、従業員の坂口容疑者と、SNSを通じて知り合い、店に通うようになり、およそ60万円の売掛金、いわゆる“ツケ”があったとのこと。
ところが、大石容疑者らは、女子高生に対して、ツケが払えないなら「実家に行くよ」などと、まるで脅しのような言葉で、支払いを迫ったという。
結局、親に知られることを心配した女子高生は、ツケを払うため、援助交際などで金を稼ぐ、“パパ活”に手を染めたとのこと。そこを警察官に補導され、一連の事件が発覚した。
警視庁の捜査員らは、先月30日、メンズコンセプトカフェ「META」に、家宅捜索に入った。現場では、段ボールに入った押収品を運び出す場面が見られた。
店からの押収品の中には、酒のメニュー表があり、シャンパン各種は、3万円から20万円。さらに25万円から、60万円の値段が付けられた物もあった。とても未成年の女子高校生が払える金額ではない。
店の売り上げに貢献させようと、少女らに、高い酒を買わせていたとみられている。
調べに対し、大石容疑者は、「被害児童の年齢が18歳未満であることは、知りませんし、覚えていません」などと容疑を否認。
一方、従業員の坂口容疑者も、「被害児童を店内に立ち入らせたことについては、覚えていません」などと供述している。
警視庁には、保護者などから、メンズコンセプトカフェなどに関する相談が、急増していて、去年1年間で52件。今年に入ってから、すでに33件、寄せられているという。
(「イット!」5月2日OA)

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