「Z世代」はお金に対しても想定外を恐れるサプライズアレルギー? 若者がクレジットカードに求めるものは

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メルカリが運営するメルカリ総合研究所は、18~57歳の男女600人を対象に「Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査」を実施。その結果を基に4月17日、世代・トレンド評論家の牛窪恵さんを講師に招き発表会を実施しました。 本記事では調査結果と合わせて、牛窪さんから紹介されたZ世代特有のお金やクレジットカードに対する特徴などを紹介していきます。 Z世代は「効率」を重視するZ世代に時間や透明性に関する考え方を聞いたところ、同率1位で「効率的でないことにストレスを感じる」、「時間を圧縮するための手段・行動を考えることが多い」(各63.3%)との回答が得られました。
「プレゼントは先に相手に欲しい物を聞いて購入する」、「デリバリーは配達状況を見て、いつ到着するか確認する」(各51.3%)、「結論だけ先に知りたい」(57.3%)といった声も多いことから、情報を効率よく把握し「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視していることが分かります。 牛窪さんによると、Z世代はカラオケで「サビだけ歌う」人も多いとのこと。サビまでの道のりを含めて楽しむというよりは、1番盛り上がるサビだけで良いと思っているようです。さらに、筆者の周りではランキング形式の情報は1位を先に知りたいという声もありました。「結論を先に!」と考えるZ世代は多いようです。 想定外を恐れる傾向にタイパを重視すると同時に、予期せぬこと、つまり想定外を恐れる傾向も見受けられます。先ほどのプレゼントやデリバリーについての回答にもありますが、失敗したくない、時間を無駄にすることなく確実に受け取りたい考えがあるようです。 想定外を恐れることは「サプライズアレルギー」とも表現できますが、これがあるからこそ情報を効率的にキャッチしたいと思うのでしょう。
Z世代がクレジットカードに求めることクレジットカードを利用している人は、支払いがスムーズになるだけでなく、還元されるポイントにも期待をしています。これはZ世代でもバブル世代でも同じこと。 メインで利用しているクレジットカードを選んだ理由を見ても、40%以上の人が「ポイントの還元率が高いから」と回答しています。バブル世代は年会費についても気にしていて、会費が安い/かからないことを選定理由にしている人が50%を超えました。クレジットカードを持つ上で、多くの人は「コストをかけたくない」「ポイントで得をしたい」という考えがあるようです。 Z世代とバブル世代のクレジットカードに対する考え方の違いZ世代とバブル世代で違いが見られたのは、Z世代の場合、メインに使うクレジットカードを選ぶ理由に「家族や友人に勧められたから」「専門家やインフルエンサーが勧めていたから」が多いことです。上記にあるように、想定外を避けて失敗したくない気持ちがあるために、信頼できる人からの情報を参考にしていることが分かります。

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