離婚の危機を迎えた夫婦の相談を受けはじめてから30年以上、それぞれの時代によって相談内容にもさまざまな変化がみられます。ここ数年で圧倒的に増加しているのは、「夫のモラハラ」を受けた妻からの相談です。
モラハラという言葉や概念が広く浸透したことで、「ウチも『モラハラ夫』だったのか……」と気づく妻が増えて、夫婦関係を改善あるいは解消しようと動きはじめた、という印象を受けています。
では、もしも自分の夫が「モラハラ夫」だと気づき、夫婦関係を修復できる余地がないところまで追い詰められた場合、妻はどう行動するのが得策なのでしょうか。モデルケースを参考に考察してみましょう。
「一流とはいえなくても、それなりに有名な企業に勤務する会社員と結婚し、タワマンに住んで子育てをする。私としては、周囲にマウントをとれる最高のステータスだと思っていました」
そう話すのは大野真美さん(41歳・仮名・会社員)。
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真美さんは地方の高校を卒業後、一浪して都内の女子大に進学。卒業後、IT系の会社に就職したのち何度か転職し、4つ目の勤務先で同僚だった2歳年上の直樹さんと結婚。現在は小学生の娘がひとりいます。真美さんが憧れのタワマン生活を手に入れたのは4年前、子どもが小学校に入学するタイミングでした。背伸びしてタワマンを買ったものの…「娘を進学塾に通わせて私立中学の受験に挑戦するという選択肢も考えたのですが、贔屓目に見ても娘はそれほど勉強ができるタイプではありません。そこで、『毎月の塾代や入学後にかかる学費を考えたら、そこまでお金をかけて通わせる必要はない。だったら娘は公立に進学させて、その分住環境を充実させたい』と夫を説得。その結果、はじめは反対していた夫も折れて、私の念願だったタワマン生活が叶ったのです」夫婦の収入を考慮して購入した7000万円のマンションでしたが、真美さんいわく「本当はタワマンの醍醐味とされている上層階に住みたかったのに、私たちの収入では低層階がやっと。それでも、毎月の返済はギリギリでした」という。Photo by iStock それでも、念願のタワマン生活が実現してうれしかった真美さんでしたが、まもなくコロナ禍がスタートし、状況は一変したといいます。「いちばんの変化はコロナの影響を受けて夫の給料が激減し、ローンの返済がさらに厳しいものになったことでした。にもかかわらず、夫の仕事上のプレッシャーは大きくなっているようで、家にいてもイライラが止まらない様子。そんな夫に私も文句を言って自然と口論も増えていき、家庭内の空気は目に見えて悪化していきました」後編記事「41歳タワマン妻が絶句…夫が「上層階に住むシングルマザー」と不倫して判明した「ヤバすぎる本性」」では大野家のその後について詳しく紹介するとともに、「モラハラ夫」だと気づいた場合の対処法もお伝えします。※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。
真美さんは地方の高校を卒業後、一浪して都内の女子大に進学。卒業後、IT系の会社に就職したのち何度か転職し、4つ目の勤務先で同僚だった2歳年上の直樹さんと結婚。現在は小学生の娘がひとりいます。
真美さんが憧れのタワマン生活を手に入れたのは4年前、子どもが小学校に入学するタイミングでした。
「娘を進学塾に通わせて私立中学の受験に挑戦するという選択肢も考えたのですが、贔屓目に見ても娘はそれほど勉強ができるタイプではありません。
そこで、『毎月の塾代や入学後にかかる学費を考えたら、そこまでお金をかけて通わせる必要はない。だったら娘は公立に進学させて、その分住環境を充実させたい』と夫を説得。その結果、はじめは反対していた夫も折れて、私の念願だったタワマン生活が叶ったのです」
夫婦の収入を考慮して購入した7000万円のマンションでしたが、真美さんいわく
「本当はタワマンの醍醐味とされている上層階に住みたかったのに、私たちの収入では低層階がやっと。それでも、毎月の返済はギリギリでした」
という。
Photo by iStock
それでも、念願のタワマン生活が実現してうれしかった真美さんでしたが、まもなくコロナ禍がスタートし、状況は一変したといいます。「いちばんの変化はコロナの影響を受けて夫の給料が激減し、ローンの返済がさらに厳しいものになったことでした。にもかかわらず、夫の仕事上のプレッシャーは大きくなっているようで、家にいてもイライラが止まらない様子。そんな夫に私も文句を言って自然と口論も増えていき、家庭内の空気は目に見えて悪化していきました」後編記事「41歳タワマン妻が絶句…夫が「上層階に住むシングルマザー」と不倫して判明した「ヤバすぎる本性」」では大野家のその後について詳しく紹介するとともに、「モラハラ夫」だと気づいた場合の対処法もお伝えします。※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。
それでも、念願のタワマン生活が実現してうれしかった真美さんでしたが、まもなくコロナ禍がスタートし、状況は一変したといいます。
「いちばんの変化はコロナの影響を受けて夫の給料が激減し、ローンの返済がさらに厳しいものになったことでした。にもかかわらず、夫の仕事上のプレッシャーは大きくなっているようで、家にいてもイライラが止まらない様子。そんな夫に私も文句を言って自然と口論も増えていき、家庭内の空気は目に見えて悪化していきました」
後編記事「41歳タワマン妻が絶句…夫が「上層階に住むシングルマザー」と不倫して判明した「ヤバすぎる本性」」では大野家のその後について詳しく紹介するとともに、「モラハラ夫」だと気づいた場合の対処法もお伝えします。
※登場された方のプライバシーに配慮し、実際の事例を一部変更、再構成しています。