サイボウズ青野社長の首相襲撃事件”原因探求”に外務副大臣が反論「100%間違っている」

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サイボウズの青野慶久社長のツイートが賛否両論を呼んでいる。
青野氏は16日夜、ツイッターに「自民党が旧統一教会の問題に真摯に向き合っていれば、去年の辛いテロは起きなかったし、被害者も減らせたし、北朝鮮にお金が流れることもなかった。どうして日本国民がわざわざ命懸けで犯罪に走るのか。テロが起きる原因からなくしていきましょう」と投稿。15日に岸田文雄首相の演説会場で起きた爆発事件を念頭にした指摘とみられる。この投稿は200万回超表示されている。
ほかにもネット民との想定問答のような投稿を連投。「加害者を肯定していない?→肯定していません。悪いのは加害者であり、被害者は悪くありません。まずこれは大前提です。そして加害者と被害者を減らしたいのです。そのために、加害者が犯罪を起こした原因を探求し、課題を設定して原因を減らす必要があるという考えです」などと続けた。
「加害者を肯定――」には反応があった。武井俊輔外務副大臣は17日、ツイッターに「申し訳ありませんが100%間違っています。テロによって言論を封殺する者を寸分でも肯定することを誘発することは、結果としてテロリストを正当化することと同義です」と疑問を呈す。
青野氏がツイッターで「原因探求が正当化と同義だという理屈がよくわかりません。例えば暴力教師がなぜ暴力をふるったかを探求することは暴力を正当化することと同義だというお考えでしょうか?」とただすと、武井氏は「その通りです。仮に酌むべき点があるとすれば、それは裁判所が量刑において判断することです。それ以上はないです。完全に間違っています」と再度、クギを刺した。
青野氏の投稿は賛否両論を呼び、17日にSNSでトレンドランキング入りした。

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