陸自ヘリ事故と中国軍の関連、防衛省幹部「何らかの攻撃受けた痕跡ない」と否定

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沖縄県・宮古島付近で陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った事故は、発生から1週間となる13日夜、機体とみられるものが海底で見つかった。
事故機には第8師団長ら10人が搭乗していた。
有事の際に南西諸島の防衛を担う第8師団のトップらが行方不明となり、原因もわからない状態が続いていることから、SNS上では、事故と中国軍の活動を関連づける投稿が出回っている。
こうした点について、吉田圭秀・統幕長は13日の記者会見で、「事故発生時に、(中国軍の)特異な海上航空における動向は認知していない」と述べた。
防衛省は、中国軍の情報収集艦が6日に沖縄本島と宮古島間を通過し、太平洋に出たことを公表している。同省の青木健至報道官も11日の会見で、航行したのは6日未明のことで、「事故発生の時間とは大きく異なっている」と指摘していた。
防衛省幹部は「発見された漂流物から機体が何らかの攻撃を受けた痕跡は見つかっていない」とし、「軍事目的で日本に近づく航空機や船を確実に把握し、対処できる態勢は常に取っている」と強調した。

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