宿泊学習の小5、バスに40分置き去り…引率教師2人は点呼・車内確認行わず

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北海道旭川市の市立小学校で、宿泊学習中の小学5年児童が、乗車していたバスに置き去りにされていたことが、市教育委員会への取材でわかった。
児童の体調に異常はないという。学校側は9日夜に保護者説明会を開き、当日の経緯や再発防止策などを報告した。
市教委によると、市立向陵小5年の約50人が5日午前、深川市内の交流施設「アグリ工房まあぶ」に立ち寄った際、車内で寝ていた児童1人が約30~40分にわたって置き去りにされた。目を覚ました児童は、車外にいた運転手に声をかけて降車した。引率の教師2人が同乗していたが、点呼や車内の確認などは行わなかったという。
市教委は8日、約80ある市立小中学校に対策の徹底などを求める文書を送った。学校教育部の辻並浩樹次長は「子どもの安全安心にかかわる事案で重く受け止めており、再発防止を徹底する」とした。

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