ミシュラン1つ星店主が性的暴行…常連客が見ていた「犯行の予兆」

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「会えば必ず挨拶をしてくれる方でした。愛想もよかったですし……。とても今回のような犯罪行為を行うような方には見えなかったです」(近隣住民)
最新版の『ミシュランガイド』で一つ星に選ばれた名店で、前代未聞の事件が起きた。9月7日、日本料理『榎本』(大阪府)の店主・榎本正哉被告(46)が、女性客2人に睡眠薬を飲ませて性的暴行を加えたとして、準強制性交の疑いで逮捕・起訴されていたことが明らかになった。
「榎本被告は昨年12月と今年2月、それぞれ客として訪れた女性に睡眠薬入りの酒を飲ませて抵抗できない状態にし、店の中で犯行におよんだそうです。女性からの被害届を受けて、警察は榎本被告を逮捕。大阪地検が8月までに2件の準強制性交罪で起訴しました」(全国紙社会部記者)
榎本被告は大阪を代表する日本料理の名店『本湖月』で20年以上にわたり修行を積み、その腕を見込まれて正式に弟子として認められたただ一人の人物だった。2020年秋に念願だった自分の店をオープン。新店の営業もすぐに軌道に乗り、予約は2~3ヵ月待ち状態だったという。実際に榎本被告を知る人たちは一様に「罪を犯すような人ではなかった」と口をそろえる。別の近隣住民が語る。
「以前、店の前によく車が横付けして道を塞いでしまうことがあったので、文句を言いに行ったことがあります。そしたら丁寧に謝って、すぐに車をどかしてくれました。それ以降、違法駐車する車は見ていません。お客さんが来る前には店前に立って出迎え、帰るときには店の外まで見送りにくる。真面目な方だなと思っていました」
一見すると今回の性加害とは無縁に見えた榎本被告。しかし、常連客は事件につながる、ある“予兆”を感じていたという。それが榎本被告の酒癖だ。
「榎本さんはとにかく酒が好き。自分が飲むことももちろん、お客さんにもどんどん飲ませるんです。18時~19時くらいに入って、終電を超えるまで飲まされる日もありました。当然、酔ってつぶれるお客さんも出てくる。店内は6席ほどしかないんですが、実は奥に小部屋があって。酔っぱらったお客さんはそこで寝かせて介抱するんですよ。もしかしたらそういった中で、何らかの形で味をしめて、事件のように睡眠薬を使ったものを思いついたのかもしれません」
酔っぱらった客を介抱するなかで、犯行を思い至ったのだろうか。警察は榎本被告の認否については明らかにしていない。真相究明が待たれる。

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