無人店狙い…売上金泥棒 カツラで変装? 手口は巧妙に

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巧妙な手口で店の売上金を盗む泥棒。近隣の無人販売店ばかりを狙ったのは、かつらで変装したとみられる人物だった。
被害者「半日の売り上げを取っていかれるようなもの」
3月23日未明、大阪府内にある弁当の無人販売店に現れた人物。
ニット帽からのぞく髪の毛をよく見ると、かつらをかぶっているように見える。
弁当には目もくれず、すぐに料金箱の前へ。
持っていた黒いテープを投入口に入れると、料金箱の中にあったお札にテープを貼り付けて引っ張り上げる。
手慣れた様子で現金2,000円を奪うと、そのまま店をあとにした。
いとも簡単に店の売上金を盗んだ泥棒。それからおよそ2週間後、再びかつらで変装したと思われる人物が現れた。
しかし、今回は現金を盗む手口がより大胆なものに変わっていた。
まずポケットから取り出したのは工具。
それで料金箱を強引にこじ開けると、むき出しになったアルミを今度はハサミで切断。
開いた穴から腕を突っ込み、中からお札を抜き取った。
店の売上金8,000円を盗み出したものの、満足しなかったのか、1袋100円のから揚げを2つ手に取り店から立ち去っていった。
この犯行の40分前、窃盗被害に遭った店から8kmほど離れた同じ系列の無人販売店に現れていたのは、あのかつらとみられる人物だった。
黒いニット帽に白っぽい上着。全く同じ服装。
ここでも、工具とハサミで料金箱を破壊。
そして、大きな穴に腕を突っ込み2万5,000円を奪っていった。
被害に遭った店のオーナーが警察に聞いた話によると、現金を盗んだ犯人はバイクで移動していた可能性があるという。
番組で調べたところ、大阪府内では、3月からかつらで変装したとみられる人物による同様の窃盗被害が相次いで発生している。
今回被害に遭った店は、今後、料金箱を破壊されないよう金属製のものに変更するという。
被害にあった店のオーナー「度が過ぎる。うちも安くお弁当を販売しているので、もうさすがにやめてくれ…頭が痛いです」
警察は被害届を受理し、窃盗事件として捜査している。

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