元アイドルグループ「仮面女子」のメンバーで渋谷区議会議員の橋本ゆき氏(30)が19日、東京・渋谷の幡ヶ谷で街頭演説を行い、2期目(渋谷区議選=4月23日投票)に挑戦することを正式表明した。
橋本氏は「ひとりの渋谷区民としてひとりの女性として、渋谷区から何を変えていけるのか、次の世代が生きていきたいと思えるかを考えながら提案をしています。これまで100以上の政策提案を行い、そのうち50の課題解決、政策実現もたくさんあります」と強調。続けて「政策提案のほとんどが街なかでいただいたご意見やSNSで見かけた発信がきっかけとなって政策提案につながった。『100の提案、50の実現』と言っていますが、それはみんなの力でできたものだなと思っています」と地元に根付いた活動をアピールした。
それから「女性の健康課題やスタートアップ支援、環境政策、デジタル・電子化への高齢者支援などに取り組んでまいりました。そんな中で、まだ足りないと思います。一人ひとりに寄り添った多様性社会を実現していくためには、まだまだ拡充したいサービスがあるし、挑戦したいことがあります。私は4月の渋谷区議会選挙、2期目への挑戦を決意いたしました」と正式に表明。「これからも渋谷区から社会を変えていくためにスピード感のある政策実現を進めていきたい」と力を込めた。
応援演説のトップバッターは作家でタレントの乙武洋匡氏(46)が努めた。昨年6、7月の選挙活動をきっかけに、多様性社会を作りたいの思いから絆を深めてきたという。「私、実は新宿区民なんです。なぜ渋谷区議を応援しているか?それは隣の渋谷区をうらやましいなって思っているからです」と告白。渋谷区が2016年にパートナーシップ条例を制定したことを持ち出し「今、国の政治ではLGBTと認める認めない、そんな話をしていますが、もともと日本で最初にLGBTを認めていこうじゃないか、それを制度として認めていこうと決めたのが、この渋谷区。今から7年も前にルールを決めてくれたんです」と強調した。
また橋本氏のイメージカラー=黄色について「真っ先にひまわりを思い出します。ひまわりは太陽に向かって真っすぐに咲いていく花です。まさに橋本さんのイメージにぴったりなんじゃないか。常に政治家として何ができるのか、区議会議員としての立場で、渋谷区をどんなワクワクする街にしていけるのかだけに目を向けて頑張ってきたのが橋本さんです。ひまわりのイメージ通りに真っすぐに前を向いて、明るい未来と希望に向かって活動している。渋谷区をもっともっと明るくキラキラしたものにしてくれると信じています」と評し、支援を訴えた。