【車炎上事故で家族4人死亡】消防士の長男は「真摯で明るい人気者」先輩ら無念 減速せず衝突か…現場にブレーキ痕なし

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1月2日、福島県郡山市で起きた事故。
十字路交差点で乗用車に衝突された軽自動車が炎上し、4人が死亡。
司法解剖などの結果、遺体は事故の後、連絡が取れなくなっていた郡山市の橋本貢さん(41)、妻の美和さん(39)、長男で消防士の啓吾さん(20)、長女で高校生の華奈さん(16)の家族4人と判明した。
4人は郡山市の飲食店で食事をした後、帰宅途中だったとみられている。
事故から9日経った11日も、事故現場には多くの人が献花に訪れていた。
消防士として一緒に働いていたという男性は、無念の思いを語った。
消防士の先輩:彼は救助隊になりたいっていう、でっかい夢がありまして。私も同じく救助隊になりたいという、夢を持つ同じ仲間だったので、今回のことがもう、悲しいとしか言いようがないです。何事にも真摯に向き合う、明るい性格の良い後輩でした。
啓吾さんは救助隊員になることを目指していたという。
3日前に献花に訪れていた同級生は、今年一緒に20歳の成人式を迎える予定だったと話す。
啓吾さんの同級生:(同窓会の)幹事とかをやってくれていたのが啓吾くんで。明るくて人気者というのもあって、すごい頼りになる人でした。
この事故では、乗用車を運転していた福島市の高橋俊容疑者(25)が、過失運転致死の疑いで逮捕・送検されている。
捜査関係者によると、ドライブレコーダーの映像などから高橋容疑者が減速せずに、時速40kmから50kmで交差点に進入したとみられている。
現場には、ブレーキをかけた痕跡などは残っていなかった。
高橋容疑者は調べに対し、「ブレーキをかけたが間に合わなかった」などと供述している。
(「イット!」1月11日放送)

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