「これから盗みをやるんだと覚悟を決めて」グリーン車で愛知から上京…“出張泥棒”を逮捕 邪魔にならない“紙幣”のみ狙う手口

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12日午前9時、白いマスクにメガネをかけた姿で、埼玉・草加警察署から現れた男。
新幹線のグリーン車に乗って出張泥棒を繰り返していたとみられる愛知県知立市の無職・佐伯一容疑者(54)が逮捕された。
佐伯容疑者は2022年9月、埼玉県草加市の住宅に忍び込み、現金約50万円を盗んだ疑いが持たれている。
その手口はどのようなものだったのか。
佐伯容疑者は無施錠の家に侵入して紙幣だけを盗むという手口で犯行を繰り返していた。
調べに対し、“小銭は重くて邪魔になる”などと話しているという。
狙うのは決まって“紙幣”のみ。
さらに犯行に及ぶ際は、必ず新幹線のグリーン車に乗り、愛知県から上京していた。
以前住んだことがあり、土地勘がある埼玉県や神奈川県などで犯行を繰り返していたとみられる。
上京する際の新幹線代はこれまでに盗んだ金でまかなっていた可能性がある。
調べに対し、佐伯容疑者は「生活費やギャンブル代ほしさにやった」と容疑を認めている。
また犯行に当たり、わざわざ新幹線のグリーン車に乗って上京していたことについては、「これから盗みをやるんだと覚悟を決め、自分を奮い立たせるためにグリーン車に乗った」と説明している。
2022年12月には神奈川県大和市の住宅に侵入したとして逮捕起訴されている佐伯容疑者。
2022年3月以降、関東や東海地方では無施錠の住宅から紙幣が盗まれる同様の被害が30件近く確認されていて、警察はそれらの事件にも佐伯容疑者が関与しているとみて調べを進めている。
(「イット!」 1月12日放送)

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