「ノロウイルスで一家全滅したレポ」に共感の嵐 あまりの悪寒に「ここは北極か!?」 予防の基本は手洗い

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「ノロウイルスで一家全滅しましたレポ」――。そんな文言とともにアップされた漫画が反響を呼んでいます。赤ちゃんの発症から家族がドミノ倒しになっていく様子が、コミカルに、でもリアルに描かれていて、読者の多くが自身の経験に重ねています。作者に取材しました。【画像】「ノロで一家全滅したレポ」はこちら。赤ちゃんの嘔吐をきっかけに次々と感染…!リアルでコミカル重症化ケースも、注意必要ノロウイルスは、感染性胃腸炎や食中毒を引き起こすウイルス。冬に流行します。感染して発症した場合、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出ます。

軽症で回復するケースがある一方、子どもや高齢者は重症化したり、吐いたものを詰まらせて亡くなったりすることもあり、注意が必要です。おむつ替えや嘔吐物の処理を通じての二次感染や、ヒトからヒトへの感染もあり、家庭内で広がることもしばしばです。感染者が調理をした食事を通じての食中毒も報告されています。「我が家も一家全滅」漫画では、娘、その母親、父親と、一家全員が、次々に感染して発症していく様子が描かれています。作者は、母親のきくまきさん @kikumaki00 。2016年末の経験を描きました。啓発の意味を込めて今月11日に漫画を再投稿すると、瞬く間に拡散されました。「うちもまさにこれでした…」「昨日まで我が家も一家全滅していました」「息子からうつった時は久しぶりにマーライオンのように吐き続けて、大人なのに泣きましたね」など、切実なコメントが寄せられています。一方、描写はコミカルで、「笑っちゃいけないけど笑っちゃいました」といった感想も届いています。一番しんどかった「今までかかった病気で一番しんどかったです」。取材に対し、きくまきさんはそう答えてくれました。2016年末の早朝4時。赤ちゃんが嘔吐したことで、きくまきさん一家に暗雲が垂れ込めます。吐いたものを浴びてしまったり、片付けたりしたきくまきさん夫婦。きくまきさんは「食あたりかなぁ」といぶかしがりつつ、こんな言葉を発します。「ノロウイルスだったら絶対感染してるね」。このコマには、伏線を意味する「まさにフラグ」というコメントも添えられています。そして、実際、その通りに展開していきます。「お母さん今北極にいるから」病院へ行くと「ノロウイルス」と指摘されました。赤ちゃんは、しばらくして回復。そして、きくまきさんが発症します。当時について、「あの頃の私、よく頑張ったなぁ~と思います」ときくまきさんは振り返ります。嘔吐などの症状が治まると、今度は激しい悪寒に襲われました。「あいっ」と絵本を読んでとせがむ赤ちゃんに、「待って、お母さん今北極にいるから」と訴えます。赤ちゃんを抱いたまま、ベッドに滑り込みました。きつかった経験が、少しでも役に立てば帰宅した夫は、家族の看病に専念できるよう「せめて俺だけは生き残るぞ!」と気合を入れます。それでも、あえなく発症してしまいました。きくまきさん自身も、高熱が出るなどしばらく症状が治まりませんでした。当時について、「その後、全員同時に風邪をひいたりはありますが、この時ほどの大ダメージの全滅はありません」と振り返ります。今回の反響について次のように話しています。「ノロにかかったことがある方はツラかった記憶を思い出し、かかったことがない方はノロの恐怖を感じて頂けているようです…。自分も2度とかかりたくないと思います。きつかった経験が、少しでも役に立てばうれしいです」手洗いが基本ノロウイルスは、感染力が強い上に、便や吐いたものに大量に含まれるため、看病など通じて広がりやすいとされています。さらに、感染者の調理などを通じた食中毒などにも警戒が必要です。発症した場合、基本的には対症療法を中心に体力の回復を待つことになります。適切なおむつの処理なども予防策ですが、基本的な対策は手洗いです。厚生労働省のホームページによると、感染を防ぐ手立てとして、「手洗いは、 手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です」と紹介されています。なお、消毒は手洗いに比べて効果が低いとされ、厚労省HPでも「石けんと流水を用いた手洗いの代用にはなりません」とされています。 ◆きくまきさんの体験談は、単行本「娘が可愛すぎるんじゃ~!」(http://amzn.to/2qPZdZe)にも収録されています。 ほか、きくまきさんの作品は、「タレ目猫そむが可愛すぎるんじゃ~!」(http://amzn.to/2RIKPPm)、「まりもとぼく ゆうきのいっぽ 」(http://amzn.to/3bF6RcO)です。
「ノロウイルスで一家全滅しましたレポ」――。そんな文言とともにアップされた漫画が反響を呼んでいます。赤ちゃんの発症から家族がドミノ倒しになっていく様子が、コミカルに、でもリアルに描かれていて、読者の多くが自身の経験に重ねています。作者に取材しました。
【画像】「ノロで一家全滅したレポ」はこちら。赤ちゃんの嘔吐をきっかけに次々と感染…!リアルでコミカル重症化ケースも、注意必要ノロウイルスは、感染性胃腸炎や食中毒を引き起こすウイルス。冬に流行します。感染して発症した場合、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出ます。

軽症で回復するケースがある一方、子どもや高齢者は重症化したり、吐いたものを詰まらせて亡くなったりすることもあり、注意が必要です。おむつ替えや嘔吐物の処理を通じての二次感染や、ヒトからヒトへの感染もあり、家庭内で広がることもしばしばです。感染者が調理をした食事を通じての食中毒も報告されています。「我が家も一家全滅」漫画では、娘、その母親、父親と、一家全員が、次々に感染して発症していく様子が描かれています。作者は、母親のきくまきさん @kikumaki00 。2016年末の経験を描きました。啓発の意味を込めて今月11日に漫画を再投稿すると、瞬く間に拡散されました。「うちもまさにこれでした…」「昨日まで我が家も一家全滅していました」「息子からうつった時は久しぶりにマーライオンのように吐き続けて、大人なのに泣きましたね」など、切実なコメントが寄せられています。一方、描写はコミカルで、「笑っちゃいけないけど笑っちゃいました」といった感想も届いています。一番しんどかった「今までかかった病気で一番しんどかったです」。取材に対し、きくまきさんはそう答えてくれました。2016年末の早朝4時。赤ちゃんが嘔吐したことで、きくまきさん一家に暗雲が垂れ込めます。吐いたものを浴びてしまったり、片付けたりしたきくまきさん夫婦。きくまきさんは「食あたりかなぁ」といぶかしがりつつ、こんな言葉を発します。「ノロウイルスだったら絶対感染してるね」。このコマには、伏線を意味する「まさにフラグ」というコメントも添えられています。そして、実際、その通りに展開していきます。「お母さん今北極にいるから」病院へ行くと「ノロウイルス」と指摘されました。赤ちゃんは、しばらくして回復。そして、きくまきさんが発症します。当時について、「あの頃の私、よく頑張ったなぁ~と思います」ときくまきさんは振り返ります。嘔吐などの症状が治まると、今度は激しい悪寒に襲われました。「あいっ」と絵本を読んでとせがむ赤ちゃんに、「待って、お母さん今北極にいるから」と訴えます。赤ちゃんを抱いたまま、ベッドに滑り込みました。きつかった経験が、少しでも役に立てば帰宅した夫は、家族の看病に専念できるよう「せめて俺だけは生き残るぞ!」と気合を入れます。それでも、あえなく発症してしまいました。きくまきさん自身も、高熱が出るなどしばらく症状が治まりませんでした。当時について、「その後、全員同時に風邪をひいたりはありますが、この時ほどの大ダメージの全滅はありません」と振り返ります。今回の反響について次のように話しています。「ノロにかかったことがある方はツラかった記憶を思い出し、かかったことがない方はノロの恐怖を感じて頂けているようです…。自分も2度とかかりたくないと思います。きつかった経験が、少しでも役に立てばうれしいです」手洗いが基本ノロウイルスは、感染力が強い上に、便や吐いたものに大量に含まれるため、看病など通じて広がりやすいとされています。さらに、感染者の調理などを通じた食中毒などにも警戒が必要です。発症した場合、基本的には対症療法を中心に体力の回復を待つことになります。適切なおむつの処理なども予防策ですが、基本的な対策は手洗いです。厚生労働省のホームページによると、感染を防ぐ手立てとして、「手洗いは、 手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です」と紹介されています。なお、消毒は手洗いに比べて効果が低いとされ、厚労省HPでも「石けんと流水を用いた手洗いの代用にはなりません」とされています。 ◆きくまきさんの体験談は、単行本「娘が可愛すぎるんじゃ~!」(http://amzn.to/2qPZdZe)にも収録されています。 ほか、きくまきさんの作品は、「タレ目猫そむが可愛すぎるんじゃ~!」(http://amzn.to/2RIKPPm)、「まりもとぼく ゆうきのいっぽ 」(http://amzn.to/3bF6RcO)です。
【画像】「ノロで一家全滅したレポ」はこちら。赤ちゃんの嘔吐をきっかけに次々と感染…!リアルでコミカル重症化ケースも、注意必要ノロウイルスは、感染性胃腸炎や食中毒を引き起こすウイルス。冬に流行します。感染して発症した場合、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出ます。

軽症で回復するケースがある一方、子どもや高齢者は重症化したり、吐いたものを詰まらせて亡くなったりすることもあり、注意が必要です。おむつ替えや嘔吐物の処理を通じての二次感染や、ヒトからヒトへの感染もあり、家庭内で広がることもしばしばです。感染者が調理をした食事を通じての食中毒も報告されています。「我が家も一家全滅」漫画では、娘、その母親、父親と、一家全員が、次々に感染して発症していく様子が描かれています。作者は、母親のきくまきさん @kikumaki00 。2016年末の経験を描きました。啓発の意味を込めて今月11日に漫画を再投稿すると、瞬く間に拡散されました。「うちもまさにこれでした…」「昨日まで我が家も一家全滅していました」「息子からうつった時は久しぶりにマーライオンのように吐き続けて、大人なのに泣きましたね」など、切実なコメントが寄せられています。一方、描写はコミカルで、「笑っちゃいけないけど笑っちゃいました」といった感想も届いています。一番しんどかった「今までかかった病気で一番しんどかったです」。取材に対し、きくまきさんはそう答えてくれました。2016年末の早朝4時。赤ちゃんが嘔吐したことで、きくまきさん一家に暗雲が垂れ込めます。吐いたものを浴びてしまったり、片付けたりしたきくまきさん夫婦。きくまきさんは「食あたりかなぁ」といぶかしがりつつ、こんな言葉を発します。「ノロウイルスだったら絶対感染してるね」。このコマには、伏線を意味する「まさにフラグ」というコメントも添えられています。そして、実際、その通りに展開していきます。「お母さん今北極にいるから」病院へ行くと「ノロウイルス」と指摘されました。赤ちゃんは、しばらくして回復。そして、きくまきさんが発症します。当時について、「あの頃の私、よく頑張ったなぁ~と思います」ときくまきさんは振り返ります。嘔吐などの症状が治まると、今度は激しい悪寒に襲われました。「あいっ」と絵本を読んでとせがむ赤ちゃんに、「待って、お母さん今北極にいるから」と訴えます。赤ちゃんを抱いたまま、ベッドに滑り込みました。きつかった経験が、少しでも役に立てば帰宅した夫は、家族の看病に専念できるよう「せめて俺だけは生き残るぞ!」と気合を入れます。それでも、あえなく発症してしまいました。きくまきさん自身も、高熱が出るなどしばらく症状が治まりませんでした。当時について、「その後、全員同時に風邪をひいたりはありますが、この時ほどの大ダメージの全滅はありません」と振り返ります。今回の反響について次のように話しています。「ノロにかかったことがある方はツラかった記憶を思い出し、かかったことがない方はノロの恐怖を感じて頂けているようです…。自分も2度とかかりたくないと思います。きつかった経験が、少しでも役に立てばうれしいです」手洗いが基本ノロウイルスは、感染力が強い上に、便や吐いたものに大量に含まれるため、看病など通じて広がりやすいとされています。さらに、感染者の調理などを通じた食中毒などにも警戒が必要です。発症した場合、基本的には対症療法を中心に体力の回復を待つことになります。適切なおむつの処理なども予防策ですが、基本的な対策は手洗いです。厚生労働省のホームページによると、感染を防ぐ手立てとして、「手洗いは、 手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です」と紹介されています。なお、消毒は手洗いに比べて効果が低いとされ、厚労省HPでも「石けんと流水を用いた手洗いの代用にはなりません」とされています。 ◆きくまきさんの体験談は、単行本「娘が可愛すぎるんじゃ~!」(http://amzn.to/2qPZdZe)にも収録されています。 ほか、きくまきさんの作品は、「タレ目猫そむが可愛すぎるんじゃ~!」(http://amzn.to/2RIKPPm)、「まりもとぼく ゆうきのいっぽ 」(http://amzn.to/3bF6RcO)です。
重症化ケースも、注意必要ノロウイルスは、感染性胃腸炎や食中毒を引き起こすウイルス。冬に流行します。感染して発症した場合、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出ます。
軽症で回復するケースがある一方、子どもや高齢者は重症化したり、吐いたものを詰まらせて亡くなったりすることもあり、注意が必要です。
おむつ替えや嘔吐物の処理を通じての二次感染や、ヒトからヒトへの感染もあり、家庭内で広がることもしばしばです。感染者が調理をした食事を通じての食中毒も報告されています。
「我が家も一家全滅」漫画では、娘、その母親、父親と、一家全員が、次々に感染して発症していく様子が描かれています。
作者は、母親のきくまきさん @kikumaki00 。2016年末の経験を描きました。
啓発の意味を込めて今月11日に漫画を再投稿すると、瞬く間に拡散されました。
「うちもまさにこれでした…」「昨日まで我が家も一家全滅していました」「息子からうつった時は久しぶりにマーライオンのように吐き続けて、大人なのに泣きましたね」など、切実なコメントが寄せられています。
一方、描写はコミカルで、「笑っちゃいけないけど笑っちゃいました」といった感想も届いています。
一番しんどかった「今までかかった病気で一番しんどかったです」。取材に対し、きくまきさんはそう答えてくれました。
2016年末の早朝4時。赤ちゃんが嘔吐したことで、きくまきさん一家に暗雲が垂れ込めます。吐いたものを浴びてしまったり、片付けたりしたきくまきさん夫婦。きくまきさんは「食あたりかなぁ」といぶかしがりつつ、こんな言葉を発します。
「ノロウイルスだったら絶対感染してるね」。このコマには、伏線を意味する「まさにフラグ」というコメントも添えられています。そして、実際、その通りに展開していきます。
「お母さん今北極にいるから」病院へ行くと「ノロウイルス」と指摘されました。赤ちゃんは、しばらくして回復。そして、きくまきさんが発症します。
当時について、「あの頃の私、よく頑張ったなぁ~と思います」ときくまきさんは振り返ります。
嘔吐などの症状が治まると、今度は激しい悪寒に襲われました。「あいっ」と絵本を読んでとせがむ赤ちゃんに、「待って、お母さん今北極にいるから」と訴えます。赤ちゃんを抱いたまま、ベッドに滑り込みました。
きつかった経験が、少しでも役に立てば帰宅した夫は、家族の看病に専念できるよう「せめて俺だけは生き残るぞ!」と気合を入れます。それでも、あえなく発症してしまいました。
きくまきさん自身も、高熱が出るなどしばらく症状が治まりませんでした。当時について、「その後、全員同時に風邪をひいたりはありますが、この時ほどの大ダメージの全滅はありません」と振り返ります。
今回の反響について次のように話しています。
「ノロにかかったことがある方はツラかった記憶を思い出し、かかったことがない方はノロの恐怖を感じて頂けているようです…。自分も2度とかかりたくないと思います。きつかった経験が、少しでも役に立てばうれしいです」
手洗いが基本ノロウイルスは、感染力が強い上に、便や吐いたものに大量に含まれるため、看病など通じて広がりやすいとされています。さらに、感染者の調理などを通じた食中毒などにも警戒が必要です。
発症した場合、基本的には対症療法を中心に体力の回復を待つことになります。
適切なおむつの処理なども予防策ですが、基本的な対策は手洗いです。
厚生労働省のホームページによると、感染を防ぐ手立てとして、「手洗いは、 手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です」と紹介されています。なお、消毒は手洗いに比べて効果が低いとされ、厚労省HPでも「石けんと流水を用いた手洗いの代用にはなりません」とされています。

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