母親が3歳の娘に熱湯浴びせる…5歳の兄は「妹の皮がむけてる」と近所に助け求める

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横浜市で2019年、重度のやけどを負った当時3歳の女児が、自宅に放置された虐待事件。
神奈川県警は11日、保護責任者遺棄罪での有罪判決から3年以上を経て、熱湯でやけどを負わせたとして傷害容疑で母親の逮捕に踏み切った。警察に通報した男性は「なぜ子どもをひどい目に……」と心を痛めている。
逮捕された飲食店従業員の女(25)は19年2月28日~3月1日頃、当時住んでいた横浜市内の自宅アパートで、長女に熱湯を浴びせて重度のやけどを負わせた疑い。
女は同居の男とともに横浜地裁で19年9月、保護責任者遺棄罪で懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けたが、長女がやけどを負った経緯は判明しなかった。女が故意にやけどを負わせたとみていた県警は、判決後も識者に証言を得るなど捜査を継続していた。
「本当にかわいそうでならなかった」。近くで自動車修理会社を営んでいる男性(53)は、通報した当時を振り返る。5歳だった女の長男は小雨が降るなか、男性に助けを求め、「お母さんがいない」と手を引っ張った。アパートに着くと「妹がいる。皮がむけてる」と訴えた。
救急搬送された長女はぐったりし、体を包むシートの隙から肩が見えた。「重度熱傷」「皮膚がくっついてる」と救急隊員の声が飛び、長男は不安な表情を見せていた。男性は「虐待事件が絶えず、いたたまれない」と語った。

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