大阪府泉大津市のマンション一室で約1年前、生後5カ月だった次男に暴行して脳に重い障害を負わせたとして、大阪府警は11日、父親で職業不詳の荒田佑大（ゆうだい）容疑者（26）＝兵庫県加古川市＝を傷害の疑いで逮捕した。次男の額にかみついてけがをさせた疑いもある。次男は今も意識不明の重体で医療機関に入院しているが、回復の見込みがないという。
生後5カ月次男を虐待 意識不明に 26歳父逮捕 大阪 荒田容疑者は事件当時、妻と長男（3）、次男の4人暮らしだった。長男への傷害容疑などでも逮捕、起訴されており、府警は家庭内で虐待が常態化していた疑いもあるとみて詳しい経緯を調べている。
逮捕容疑は2021年12月4日、当時住んでいた泉大津市内の自宅マンションの一室で、次男の額にかみついたほか、頭部に何らかの方法で強い衝撃を与えて脳に重い障害を負わせたとしている。荒田容疑者は「すべて黙秘で」と話している。 府警捜査1課によると、次男は同日夜に容体が急変し、荒田容疑者の119番で救急搬送された。荒田容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、「妻の入浴中に次男をベッドで寝かしつけた後、体調の異変に気付いた」と話していたという。 次男は搬送先で精密検査を受けた結果、硬膜下血腫や眼底出血などの症状が確認された。虐待を疑った医師が児童相談所に通告して発覚し、府警が捜査を進めていた。荒田容疑者は事件後に妻と離婚した。 この捜査過程で、長男が生後間もない頃に虐待を受けていた疑いも判明。府警は22年11月、長男の左肘にかみついて軽傷を負わせたり、ベッドに投げ落としたりしたとして、荒田容疑者を傷害や暴行の疑いで逮捕した。【郡悠介、洪香】
荒田容疑者は事件当時、妻と長男（3）、次男の4人暮らしだった。長男への傷害容疑などでも逮捕、起訴されており、府警は家庭内で虐待が常態化していた疑いもあるとみて詳しい経緯を調べている。
逮捕容疑は2021年12月4日、当時住んでいた泉大津市内の自宅マンションの一室で、次男の額にかみついたほか、頭部に何らかの方法で強い衝撃を与えて脳に重い障害を負わせたとしている。荒田容疑者は「すべて黙秘で」と話している。
府警捜査1課によると、次男は同日夜に容体が急変し、荒田容疑者の119番で救急搬送された。荒田容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、「妻の入浴中に次男をベッドで寝かしつけた後、体調の異変に気付いた」と話していたという。
次男は搬送先で精密検査を受けた結果、硬膜下血腫や眼底出血などの症状が確認された。虐待を疑った医師が児童相談所に通告して発覚し、府警が捜査を進めていた。荒田容疑者は事件後に妻と離婚した。
この捜査過程で、長男が生後間もない頃に虐待を受けていた疑いも判明。府警は22年11月、長男の左肘にかみついて軽傷を負わせたり、ベッドに投げ落としたりしたとして、荒田容疑者を傷害や暴行の疑いで逮捕した。【郡悠介、洪香】