19年前に東京で起きた強盗殺人事件で、中国に逃亡していた男が日本の「強盗殺人罪」にあたる「強盗罪」で中国当局に起訴されていたことがわかりました。
2003年に東京・江戸川区のガラス店経営者、鈴木弘子さん(当時70)が殺害され、クレジットカードなどが奪われた事件で、実行犯で中国籍の斉宇輝被告(45)は中国に逃亡していました。
警視庁は斉被告を国際手配し、中国当局が身柄を確保していましたが、警視庁の捜査関係者への取材で、斉被告が去年8月に現地で逮捕され、今年4月に日本の「強盗殺人罪」にあたり、最も重い刑に「死刑」が定められている「強盗罪」で起訴されていたことが分かりました。
日本政府は中国政府に対し、現地の法律に基づく「代理処罰」を要請していて、今後、斉被告は中国の裁判所で裁かれる見通しです。